予定をリマインドするとともに、クラウドで管理
予定をリマインドするとともに、クラウドで管理
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 パナソニックは高齢者向け情報支援ツール「記憶ナビ」を開発し、「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)に参考出品した。その日の日付や予定を、スマートフォンなどに“日めくりカレンダー”のような体裁で表示。高齢者の物忘れの不安を和らげ、日常生活を支援する。家族や施設スタッフなどの間で、高齢者がその日の予定をこなしたかどうかなどの情報を共有することも可能だ。

 テレビの横などに置いたスマートフォンやタブレット端末に、情報を表示することを想定。あらかじめ予定した来客や服薬の時間が来ると、「お客様が来ます」「お薬の時間です」といったアラートを表示し、高齢者にリマインドする。高齢者が画面を操作し予定を確認・実行したかどうかは、家族や施設スタッフがクラウド経由でパソコンなどで確認できる。

 有料老人ホームにテスト導入し、服薬時間を知らせる電話の回数を減らせるといった効用を確認した。製品化時期は未定。専用端末を用意するか、汎用デバイスで使えるアプリ化するかなどを今後検討する。