生活リズムなどを可視化
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「ホームステーション」(左)と活動量計(右)を活用
「ホームステーション」(左)と活動量計(右)を活用
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 日本光電は、健康増進や未病管理に向けた生活見守りサービス「SUKOYAKA」を「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)に出展した。医療機関/事業者向けの機器を主力とする同社にとって、「初の一般消費者向け製品」(同社ブースの説明員)という。2015年12月から提供中だ。

 同サービスでは、家庭内に設置する端末「ホームステーション」と、外出時に携帯する活動量計を使う。ホームステーションは各種のセンサーを内蔵しており、利用者の日常の活動度や、室内環境(温度・湿度・照度)を測定。活動量計では、外出時の歩数や中強度活動時間を測る。

 これらのデータを、ホームステーションから3G回線でクラウドサーバーに送信。生活者がホームステーションの「通知ボタン」を押した場合や、あらかじめ設定した(異常)内容を検知した場合に、アドレスの登録先全員にメールで知らせる。サービスサイトでは、クラウドサーバーに収集したデータを基に作成された「生活リズム」「運動」「環境」などに関するレポートを閲覧でき、日々の生活を可視化できる。

 レポートでは、東京都健康長寿医療センター研究所が実施し、いわゆる「8000歩/20分」という健康増進のための運動指標を生み出した中之条研究の成果を活用(関連記事)。20の疾病・病態に対する「参考予防度」などを表示する。疾病予防に向けて、どのような運動をどれだけ実施することが推奨されるかが分かる。

 サービスの初期導入費用は8万9800円(税抜)。利用料は月額2980円(同)である。