ワイズマンは、バイタル測定値をAIスピーカーの「Google HOME」などで音声入力できるシステムを、「第45回 国際福祉機器展 H.C.R.2018」(2018年10月10~12日、東京ビッグサイト)に出展した。2019年1月に発売を予定している。

 AIスピーカーに向けて「○○さんの今日の体温は××度です」と話すと、同社の介護老人保健施設管理システムSPなどのワイズマンシステムSP(ケア記録オプション)に自動的に入力される。当日や昨日の体温を知りたいときも、AIスピーカーに問い合わせると音声でデータを返答してくれる。

展示の様子
展示の様子
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 バイタルの音声入力は、スマートフォン・タブレット端末用アプリ「Googleアシスタント」にも対応する。スマートデバイスのマイクを使って、各居室を巡回しながらバイタル入力・問い合わせなどが容易にできる。

 今後は、「バイタル測定値だけでなく、食事や排泄など他のケア記録にも(音声入力を)拡大していく計画」(説明担当者)だという。

 Bluetooth対応の体温計や血圧計、SpO2測定器などと連携するモデルも展示した。こちらは、2018年11月下旬に発売する。

 具体的には、スマートデバイスやノートパソコンなどにインストールした「ケアデータコネクト」と呼ぶモジュールに測定器からデータを取り込み、確認した後にボタンを押すとワイズマンシステムSPにデータ転送される仕組みである。