経済産業省が主催する「1st Well Aging Society Summit Asia-Japan」が、2018年10月9日に都内で開催された。世界の有識者や大企業、スタートアップ企業、官公庁などが一堂に会し、超高齢社会に対応する取り組みやソリューションの方向性について論議するイベントである。

 プレナリーセッションでは、主催者を代表して経済産業大臣の世耕弘成氏が登壇した。世界一の超高齢化社会となった日本において、生涯現役社会の実現に向けた健康寿命の延伸は、社会の成長や活力の基盤として不可欠だと指摘。「国内外の新たな技術や幅広いヘルスケアビジネスの活力を活用して世界に先駆けた問題解決に取り組んでいく」(同氏)と決意を新たにした。

主催者代表として登壇した世耕大臣
主催者代表として登壇した世耕大臣
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 同イベントを皮切りに、2018年10月19日までの2週間、「デジタルヘルスDAYS 2018」などさまざまなヘルスケア関連イベントが催されるため「Healthcare Innovation Weeks Asia-Japan 2018」という統一ブランドが作成された。これについては、「ヘルスケア関連のベンチャー企業や大企業、医療専門家、あるいは行政関係者の交流、ネットワーキングを国内外に促していきたい」(同氏)とコメントした。