リコーが日本遠隔医療学会に出展するのは初めて
リコーが日本遠隔医療学会に出展するのは初めて
[画像のクリックで拡大表示]

 リコーは、医療・介護現場の支援などに向けるウエアラブル端末を開発。「第19回 日本遠隔医療学会学術大会(JTTA 2015)」(2015年10月9~10日、主催:日本遠隔医療学会)に参考出展した。今後、製品化に向けてフィールドでの検証を進める。

 同社のクラウドベースのウェブ/テレビ会議システム「Unified Communication System」向けのデバイスとして提案した。カメラやディスプレーを備え、現場の状況をカメラで遠隔地に伝えたり、テキストや手書きの図などによる遠隔地からの指示をディスプレーに表示したりできる。

 在宅ケアを担う看護師とかかりつけ医のコミュニケーション支援や、災害・事故現場と医療機関の情報共有のほか、医療機器の遠隔メンテナンスなどでの利用を想定する。医療機器メーカーと医療機関の臨床工学技士をつなぎ、メーカーの遠隔指示に従って臨床工学技士が医療機器の障害を復旧させるような使い方だ。