シート状センサーに乗り計測している様子
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計測結果はリアルタイムに確認できる
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 住友理工は、全身の体圧を検知できるセンサー「SRソフトビジョン(全身版)」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に展示した。同展示会に合わせて発売したばかりの新製品である。

 同社のコア技術であるゴムを応用して圧力分布を測定できるシート状のセンサー。柔らかく断線しにいのが特徴だ。シートの上に人が乗ると、1600点ある測定ポイントへの圧力の掛かり方をパソコン画面上などで定量的に観察・記録できる。

 既に、450mm×450mmの「分布版」と呼ぶ製品は発売済みだが、今回は2120mm×930mmと全身を一度に測定できる大きさにした。大型化による製造時の精度面での難しさなどをクリアしたという。

 用途は病院・介護施設向けなど。さらに、寝具メーカーなどに同センサーを用いた商品展開をうながすとしている。