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5側面から認知機能を可視化、認知症の早期発見へ

トータルブレインケアの「脳活バランサー」

2017/10/10 08:00
増田 克善=日経デジタルヘルス
被験者はiPadなどで12種類のタスクを実施(画面は計画力を数値化するタスク)
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スクリーニング結果は、認知機能を5つの側面でレーダーチャートなどに表示。経時変化によって認知機能の推移を把握可能
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 医療機器ベンチャーのトータルブレインケア(兵庫県神戸市)は、認知機能を空間認識力や注意力などの機能ごとに多角的に検査・評価するクラウド型サービス「脳活バランサー Cloud」を、「第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017」(2017年9月27~29日、東京ビッグサイト)に出展した。個人ごとに認知機能の特性と経時変化を把握することで、脳の変化の予兆をつかみ、軽度認知障害(MCI)やその前段階であるプレ・クリニカル期における認知症の早期発見・予防につなげることを目指す。

 脳活バランサーCloudによる認知機能の可視化は、「見当識」「注意力」「計画力」「空間認識力」「記憶力」の5側面による機能を数値化する。レーダーチャートやトレンドグラフで表し、認知機能の経時変化を確認することができる。各機能測定のためのタスクは、高次脳機能障害や発達障害リハビリで利用実績のあるタスクのうち、高齢者向けにMMSE(ミニメンタルステート検査)と相関が見られた12種を使用しているという。

 「MMSEの結果が22点で、認知機能が少し低下していると言われたとしても、どのような機能の低下で22点なのか分からない。例えば、空間認識力と注意力が低下して22点だった場合、その人は転倒リスクがあるとも考えられる。スクリーニングツールとして使いながら、経時変化から認知症の早期発見とともに、低下した機能を補うような生活支援にも利用できる」(トータルブレインケア マーケティング担当部長の和田喜行氏)。脳活バランサーCloudによるアセスメント、理学療法士や作業療法士などによるトレーニングを繰り返し、年1回程度のMCIやMMSE検査を受けることで「認知症の予防・早期発見に活用してほしい」としている。

 医療機関や介護事業所の施設向けクラウド版は、2016年12月に本格的に販売が開始された。利用料は1デバイスあたり月額1万5000円(登録人数・利用回数は無制限)。現在、約300の施設で利用が始まっているという。

■変更履歴
記事初出時、「見当識」「注意力」「計画力」「空間認識力」とあったのは、「見当識」「注意力」「計画力」「空間認識力」「記憶力」でした。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。

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