左が「BLE+不揮発性メモリー」タイプ(ES提供中)、中央が「BLE+NFC+不揮発性メモリー」タイプ(ES提供中)、右が「BLE単体」タイプ(量産中)
左が「BLE+不揮発性メモリー」タイプ(ES提供中)、中央が「BLE+NFC+不揮発性メモリー」タイプ(ES提供中)、右が「BLE単体」タイプ(量産中)
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 東芝は、ヘルスケアセンシングなどに向けるBluetooth Low Energy(Bluetooth Smart)対応ICを「デジタルヘルスDAYS 2015」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)の展示ブースで披露した。NFCタグと不揮発性メモリーを混載した点が特徴で、エンジニアリングサンプル(ES)を提供中。2015年内に量産する。

 スキャッタネットをサポートし、最大6台(central最大2台、peripheral同4台)までを同時に接続できる。NFCタグ(Type3)を混載することで、通信切り替え(Bluetoothハンドオーバー)も可能にした。不揮発性メモリーを使い、最大64kバイトのユーザーカスタムプログラムで動作させられるようにしたことで、マイコンレスの安価なシステムを組めるという。

 東芝はBLE対応ICの「第1世代」として、単体およびNFCタグのみを混載したデバイスを量産中。今回披露したのは、ここに不揮発性メモリーを追加したIC。2016年には、ピーク消費電流値を第1~2世代における5.9mAから、3mAへ低減した「第2世代」のBLE対応ICを量産予定だ。