三菱電機は、48Vのマイルドハイブリッド車(HEV)に向けた、エンジン出力軸にモーターを直結するタイプのISG(Integrated Starter-Generator)システムを開発した。ISGは、スターターとして加速時のトルクアシストや、ジェネレーターとして車両減速時の回生などを行うものである。エンジン出力軸直結型は、従来のベルト駆動型に比べて出力と発電量の向上に向くという。
今回のISGシステムは、モーターとインバーターで構成する。小型化するために、モーターとしてローターの内部に磁石を埋め込んだIPM(Interior Permanent Magnet Motor)を利用した。中でも、小型化に有利とされる集中巻きの巻き線を利用したIPMである。48VのHEV向けには、ベルト駆動型のモータージェネレーター(スターター兼ジェネレーター)も出展した。