一方で直線を多用して角張らせたデザインで挑むのが、トヨタ自動車だ。SUVとバンのクロスオーバーコンセプト車「Tj CRUISER」を披露する(関連記事)。4人乗りの同コンセプト車の寸法は全長4300×全幅1775×全高1620mmで、ホイールベースは2750mm。同社の現行SUVと比べると「ハリアー」や「FJクルーザー」「ランドクルーザー」より小さく、「C-HR」に近い。

 いすゞ自動車は、蜂の巣をモチーフにしたトラックのコンセプト車「FD-SI」を発表する(関連記事)。車両側面を蜂の巣に見立て、六角形の積載用ボックスを収納するハニカム構造にした。積載空間を有効に活用することで、集配効率を高められる。さらに運転席の位置を中央に寄せることで、運転者が車内外を移動しやすいように設計した。

 スズキは直線を多用しながら個性的なデザインの車両「e-SURVIVOR」を披露する(関連記事)。2030年の実用化を想定した車両。前後のアクスルに2個ずつ取り付けた合計4個のモーターで、4輪を独立して駆動する。路面の状態や走行状況に応じて、きめ細かく駆動力を制御できる。