「臨床現場、企業経営、医薬・保険…、あちらこちらに及び始めたインパクト」と題して2016年9月14日に開催した「医療ビッグデータ・サミット2016秋」(主催:日経デジタルヘルス)。同セミナーの様子をレポートする。
医療ビッグデータ・サミット2016秋
2016年9月14日(水)開催
目次
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「囲碁は待てるが、患者は待てない」、人工知能への期待
東京大学 医科学研究所の宮野教授が講演
東京大学 医科学研究所 ヒトゲノム解析センター 教授の宮野悟氏は、「医療ビッグデータ・サミット2016秋」(2016年9月14日、主催:日経デジタルヘルス)に登壇、「ビッグデータと人工知能で加速する臨床シークエンス研究」と題して講演した。同氏は「人工知能の医療応用に全力をつぎ込むべき」と断言。同氏…
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Microsoft Azureの機械学習を医療分野に使ってみたら…
日本マイクロソフトの相原氏らが講演
「医療ビッグデータ・サミット2016秋」(2016年9月14日、主催:日経デジタルヘルス)では、日本マイクロソフトなど2社が「コネクテッドヘルスケアを実現するクラウド ~より予測可能な医療へ、医薬品の有害事象は機械学習でわかるのか~」と題して講演した。
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大学で対応できない人工知能案件の受け皿に
エクサインテリジェンスの春田氏が講演
エクサインテリジェンス 代表取締役会長(元・DeNA取締役会長)の春田真氏は、「医療ビッグデータ・サミット2016秋」(2016年9月14日、主催:日経デジタルヘルス)に登壇、「ベンチャーが起こす医療イノベーション ~ディープラーニングで診断支援~」と題して講演した。
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1日5万人の患者データを生かし、薬局の価値を見いだす
日本調剤の三津原常務が講演
「日本の保険調剤薬局はコンビニエンスストアよりも多く、約5万7000カ所以上ある。この大きなインフラをもっと活用できるのではないか」――。「医療ビッグデータ・サミット2016秋」(2016年9月14日、主催:日経デジタルヘルス)に登壇した日本調剤 常務取締役の三津原庸介氏はこのように述べ、調剤薬局…
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保険ビジネスをビッグデータで変える
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険の岩井氏が講演
医療・健康分野におけるビッグデータ活用は、生命保険業界にも大きなインパクトを与えている。セミナー「医療ビッグデータ・サミット2016秋」(2016年9月14日、主催:日経デジタルヘルス)では、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険 事業企画部 課長の岩井克晃氏が「保険ビジネスをビッグデータで変革する…
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東大病院で見えた、糖尿病アプリの効果
東京大学大学院 医学系研究科の脇氏が講演
東京大学大学院 医学系研究科 健康空間情報学講座の特任准教授である脇嘉代氏は、「医療ビッグデータ・サミット2016秋」(2016年9月14日、主催:日経デジタルヘルス)において、同講座で行った糖尿病患者向けアプリのランダム化比較試験(RCT)などについて講演した。
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データヘルスは「3.0」へ
ミナケアの山本氏が講演
医療・ヘルスケア分野のデータ解析やサービス開発支援などを行うミナケアは、データを活用した医療・ヘルスケアの進展について、「医療ビッグデータ・サミット2016秋」(2016年9月14日、主催:日経デジタルヘルス)で講演した。同社 代表取締役で医師の山本雄士氏が語ったのは、「データヘルス3.0」と呼ぶ…