インプラント医療機器に対応
インプラント医療機器に対応
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 村田製作所は2015年10月6日、埋め込み型(インプラント)医療機器に向けた、医療グレードの積層セラミックコンデンサーを製品化した(プレスリリース)。心臓ペースメーカーや人工内耳、インシュリンポンプなどへの搭載を見込む。「CEATEC JAPAN 2015」(2015年10月7~10日、幕張メッセ)に出展する。

 小型で高容量、高信頼であることを訴求した製品で、インプラント医療機器の小型化による低侵襲化に寄与するという。車載市場など、高い信頼性が要求される市場で蓄積した高信頼設計技術や品質管理に基づいて開発した。顧客ごとのカスタム対応も可能。

 ノンライフサポート回路(故障により機器の機能が低下したり停止したりしても人命に直結しない回路)に適した「GCHシリーズ」を2015年4月から量産中。ライフサポート回路(故障が直ちに人命に直結する回路)に適した「GCR」シリーズの量産を2015年内に始める。GCRシリーズは、GCHシリーズに個別スクリーニングを施したもの。外形寸法は、1.0mm×0.5mm(1005サイズ)、1.6mm×0.8mm(1608サイズ)、2.0mm×1.25mm(2012サイズ)、3.2mm×1.6mm(3216サイズ)、3.2mm×2.5mm(3225サイズ)の5タイプ。