腕時計型端末をクラウド型見守りサービスに活用
腕時計型端末をクラウド型見守りサービスに活用
[画像のクリックで拡大表示]
健康・行動・居場所をモニタリング
健康・行動・居場所をモニタリング
[画像のクリックで拡大表示]

 HOYAサービスは高齢者や子供、工場従業員などの健康状態や行動、居場所をリアルタイムに把握できるビーコン端末「MEDiTAG」を開発し、「デジタルヘルスDAYS 2017」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)と同時開催された「FACTORY 2017 Fall」に出展した。医療機関や福祉施設、工場、オフィスなどを対象に、MEDiTAGを用いたクラウドサービスの構築支援を2017年内にも始めたい考え。

 MEDiTAGは約8gと軽く、Bluetooth Low Energy(BLE)モジュールのほか、9軸(加速度/ジャイロ/地磁気)センサーや気圧センサー、光学式脈波センサーなどを搭載している。シリコンバンドを使って、腕時計型端末のように手首に装着して使う。端末の開発にはホシデンが協力した。

 MEDiTAGで取得したデータはBLE経由でクラウドに蓄積され、装着者の健康状態や行動、位置情報をリアルタイムにモニタリングできる。脈拍やストレス状態、歩数、消費カロリーなどを測定でき、転倒検知や行動判定、位置測位、モーションキャプチャーにも対応する。これらの行動・状態予測にはAI(人工知能)も活用していく。

 医療機関や福祉施設における高齢者の健康維持支援、子供の見守り、工場従業員やドライバーの健康管理、企業の働き方改革支援などの用途を見込んでいる。