ブースでデモンストレーションを披露した「健康物語」の画面イメージ
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 マルマンコンピュータサービスは、「デジタルヘルスDAYS 2017」((主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)に出展し、健康経営のためのクラウドサービス「健康物語」を紹介した。

 同社は2015年から企業向けに提供していた健康物語のスマートフォンアプリを開発。iOS版を2017年3月に、Android版を同年5月にリリースした。従業員がスマートフォンから自分の血圧や歩数などの健康情報を管理することができるようにした。

「健康物語」スマートフォン画面イメージ
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 弘前COIに参画している同社は、健康物語を弘前COIで収集したビッグデータを活用するプラットフォームにしたい考えである。具体的には、弘前COIで構築された知見を基にして健康に関する教育コンテンツやクイズを作成し、健康物語のアプリで提供している。

 健康物語は、産業医や保健師が従業員の健康診断データを管理することにも使うことができる。健診機関から入手したデータをシステムに入力することで従業員の経年変化を追ったり、メタボリックシンドロームや糖尿病の“予備軍”を自動で抽出したりすることが可能だ。健診結果を基に、保健師と従業員が「毎朝ラジオ体操をする」「日付が変わるまでに就寝する」「毎日8000歩歩く」などの目標を立て、その達成度を従業員同士が競うイベントを開催することもできる。

 このほかにも、展示ブースでは、ストレスチェックを管理するシステム「メンタルヘルスサポート」を紹介した。人事や産業医がストレスチェックの実施計画を立て、ストレスチェック実施状況が把握でき、集団分析を標準装備、労働基準監督署に提出する書類まで作成できるシステムで、2016年から提供を開始している。

■変更履歴
記事初出時、「2015年から提供を開始」とあったのは「2016年から提供を開始」でした。また、「メンタルヘルスサポート」のシステムに関する情報を追記しました。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。