登壇した三栄メディシスの森氏
登壇した三栄メディシスの森氏
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 三栄メディシス 営業部の森昌平氏は、「デジタルヘルスDAYS 2017」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)初日のオープンシアターに登壇し、「心電図・血中酸素飽和度など毎日チェックして体の異常を早期に発見」と題して講演。心電図や動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定できる携帯型マルチヘルスモニター「Checkme(チェックミー)」と、その新機能を紹介した。

 チェックミーは名刺大で68gと軽く、心電図やSpO2をいつでも手軽に測れる。両手で包み込むように持つことで最短30秒で心電図を測定でき、SpO2も指を添えるだけで測定可能だ。「チェックミープロ」シリーズでは、専用のパルスオキシメータプローブやアームバンドを使って「睡眠中のSpO2の変化を測定し、SpO2の低下が何回あったかを確認するような使い方もできる」(森氏)。測定結果はチェックミー本体の液晶画面のほか、本体とBluetoothで連携させたスマートフォンやタブレット端末でも確認できる。

 チェックミープロシリーズ向けに2017年9月末に提供を開始したのが「チェックモニタ」と呼ぶ機能。チェックミー本体に専用アダプターを装着し、ここに心電図用誘導コードとパルスオキシメータプローブを接続してそれぞれ体に装着することで、心電図とSpO2を同時に常時確認できる。脈波波形や心拍数、灌流指数(PI)も併せて表示する。

「チェックモニタ」機能を提供開始
「チェックモニタ」機能を提供開始
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 チェックモニタ機能に対応させたチェックミーをiPhoneやiPadと連携させれば、これらの端末で測定結果をモニタリング可能だ。麻酔や鎮静剤を投与した患者の体調変化を医療従事者が確認したり、睡眠中の子供の体調変化を離れた場所で見守ったりするような使い方が考えられるという。