主要疾患の発病をAIで予測する
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アプリケーション画面例
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 韓国SELVAS AI社は、人工知能(AI)を用いた疾病予測サービス「Selvy Checkup(セルビーチェックアップ)」を「デジタルヘルスDAYS 2017」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)に出展した。健康診断の結果を専用アプリケーションに入力すると、がんや脳心血管疾患、糖尿病などの3年以内の発病確率を予測する。保険会社やヘルスケアサービス事業者向けに提供を開始した。

 健康診断を受診した後、BMIや腹囲、血圧、コレステロール値などの検査値と、病歴や喫煙、飲酒などに関する問診情報、計20項目超を入力する。すると、それらの結果を基に6種類のがんや脳心血管疾患、糖尿病などの3年以内の発病確率を深層学習(ディープラーニング)で予測。予防や早期治療につなげられるようにする。韓国の公的医療データなどを使い、同国の大手大学病院と共同開発した。

 すでに保険会社向けなどに提供を始めており、フランスの保険会社と共同開発中のサービスは2018年に商品化される見通し。日本でも2017年上期から、サービス開発に関する協業を始めたという。SELVAS AI社はAIによる音声認識や画像認識などに強みを持つ。