2017国際ロボット展
2017年11月29日~12月2日、東京ビッグサイトで開催
目次
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ティーチレスでピッキング作業、工場や物流のロボを再現
ロボットコントローラーを開発するMUJIN(本社東京)は、工場や物流といった現場でティーチングなしでロボットを稼働させるデモンストレーションを「2017国際ロボット展」(2017年11月29日~12月2日、東京ビッグサイト)で展示した。ロボットと3Dビジョンセンサーなどを組み合わせて、複数個ある金属…
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AIで食べ頃見極め、パナソニックがトマト収穫ロボなど披露
無線給電デバイスや3D LiDARも
パナソニックは、トマト収穫装置や非接触給電技術など、開発中のロボットや同関連技術を「2017国際ロボット展」(2017年11月29~12月2日、東京ビッグサイト)で参考出展として披露した。「人に寄り添うロボティクス技術」と題して披露したのは、「トマト収穫ロボット」、車いす型モビリティー「WHILL …
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ABB社、YuMiファミリで単腕型の協働ロボットを発表
スイスABB社は、単腕型7軸の協働ロボット「IRB 14100」を発表した。2015年に発表した双腕型の協働ロボット「YuMi」ファミリの新製品と位置付ける。可搬質量は500gで、2018年4月頃に発売予定。
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災害救助犬にロボット技術、探査記録を可視化
犬の心電計測で、救助の効率化だけでなく救助犬の健康面にも配慮
東北大学、麻布大学、奈良先端科学技術大学院大学、京都女子大学らで構成する研究グループは、災害救助犬に着せる「犬の情報をリアルタイムに推定するサイバースーツ」を開発した。
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リコー、倉庫内を自律走行する無人搬送車
リコーは、「現場に寄り添う搬送ロボット」として、自律走行型の倉庫内搬送システムを2017 国際ロボット展(2017年11月29日~12月2日、東京ビッグサイト)に参考出展した。搬送先に到着すると、決められたエリアの中から空いている場所を探してカゴ車を置く。
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“客寄せ”に特化、拍手ロボ「ビッグクラッピー」を動作展示
拍手と声がけで人寄せ、三三七拍子なども
ロボットベンチャーのバイバイワールド(東京・品川、髙橋征資社長)は拍手ロボット「ビッグクラッピー」の動作試作品を「2017国際ロボット展」(2017年11月29~12月2日、東京ビッグサイト)会場で展示している。人を認識してパチパチと拍手したり、耳に残る独特の声で呼び込みをしたりするロボットである…
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VRでやって見せればAIで動作を覚えるロボット
プログラムレスで複雑な動きも
デンソーウェーブ、ベッコフオートメーション(本社横浜市)ら3社は、多指ハンドを装着したロボットアームを深層学習によってリアルタイムに制御する双腕の「マルチモーダルAIロボット」を共同で開発した。VR(仮想現実感)技術と人工知能(AI)でプログラムなしで動作を学習するのが特徴だ。
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不二越も協働ロボットを2018年に投入、可搬質量は10kg
関節部のジョイスティックでペンダント持たずにプログラム編集
不二越は、6軸の協働ロボット「CZ10」を「2017国際ロボット展」に出展した。可搬質量が10kgでリーチ長が1300mm。各軸のトルクセンサーにより作業者との接触を検出して停止する機能を備える他、どんな姿勢でも25mm以上隙間を確保できる構造にして挟み込みを防いでいる。
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エプソンも協働ロボットに参入
2025年にロボット事業1000億円へ
セイコーエプソンは、2020年までにロボティクス事業で売上高400億円、2025年までに同1000億円を目指す。2017年度は同220億円程度を見込んでおり4倍以上の拡大だ。加えて、人と同じ空間で働く協働ロボット(人協調ロボット)市場に参入することも明らかにした。
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「EtherCAT P」に対応したケーブル、沖電線が発表
沖電線は、「EtherCAT P(Ethernet for Control Automation Technology +Power)」に対応したケーブル「ECP」シリーズの販売を2017年12月1日より順次開始する。EtherCAT P規格に準拠したことで、100Mビット/秒のデータ通信と2系統の…
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柔らかい物、小さい物をつかめるロボットハンド
シナノケンシ、ステッピングモーターとサーボ制御の組み合わせで実現
シナノケンシ(本社長野県上田市)は、ステッピングモーターとサーボ制御の組み合わせにより異型物を柔軟につかめるロボットハンド「電動3爪ロボットハンド」を開発した。小物製品の組立工程や医薬品・化粧品の製造工程において、対象物が非定型、柔らかい、小さいといった理由で人手に頼っていた場合の自動化を図れる。
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「見て、感じて、考えて、働く」双腕ロボット
セイコーエプソン、多品種少量生産やJIT生産にも柔軟に対応
セイコーエプソンは、「見て、感じて、考えて、働く」をコンセプトに開発した自律型双腕ロボットを「WorkSense W-01」として製品化し、世界で順次発売する。発売時期は2017年末~2018年初にかけての冬季から、としている。作業させたい工程に機体を移動させると、ティーチングなしで組立・搬送作業を…
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ロボットが自ら多様なつかみ方を学習
安川電機・クロスコンパス、「AIピッキング機能」を共同開発
安川電機は、ロボットによるピッキング作業において対象物の認識や把持動作の生成、多様なつかみ方をロボットが自ら学習する技術「AIピッキング機能」を開発した。2017年10月に資本提携契約を締結したクロスコンパス(本社東京)と共同で開発したもので、新たなコンセプト「i3-Mechatronics」を具現…
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AIによる力覚制御で動作時間を短縮
三菱電機、組立工程を高速化する技術
三菱電機は、同社の人工知能(AI)技術「Maisart」(Mitsubishi Electric's AI creates the State-of-the-ART in technology)を産業用ロボットの力覚制御に適用することで動作時間を短縮する「AIを活用したロボットの力覚制御の高速化技術…
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「高い目線が嬉しい」“おんぶ”タイプの電動車いすロボ
テムザック(本社福岡県宗像市)は、後ろから乗る電動車いす型ロボット「RODEM」を発売した。ベッドやソファーなどからの移乗のしやすさにこだわって開発した。乗り降りの際はシート部が後方斜め下に方向せり出し、後ろからそのシートにまたがる状態で乗り込む。「「これまでの車いすが“だっこ”なら、RODEMの場…
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ヤマハ発動機とヤマハ、工場遠隔管理システムで協業
両社の共同開発は「初めての試み」
ヤマハ発動機は、産業用ロボットなど工場設備の遠隔管理システムパッケージをヤマハと共同で開発する。稼働データや映像に基づいた監視やメンテナンス、トレーサビリティーなどが可能になるという。2018年度中の発売を目指す。