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HOMEエレクトロニクスCEATEC JAPAN 2017 > 「日本版GPS」受信機で先陣切るMSJ、精度と価格に自信

CEATEC JAPAN 2017

「日本版GPS」受信機で先陣切るMSJ、精度と価格に自信

  • 内山 育海
  • 2017/10/11 16:18
  • 1/2ページ

 マゼランシステムズジャパン(MSJ)は、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System、準天頂衛星システム)対応の多周波GNSS(Global Navigation Satellite System、全地球衛星測位システム)受信機ボードを「CEATEC JAPAN 2017」(2017年10月3~6日、幕張メッセ)で出展した(関連記事:「マゼランシステムズとNECら、AWARD大臣賞」)。複数の衛星システムの同時利用による高精度測位に加え、準天頂衛星「みちびき」が発信するセンチメーター級測位補強信号(L6信号)の受信が可能で、数cm単位の高精度な測位情報を単独で得られる。L6信号を受信できる受信機は「他社に先駆けて世界で初めて」(同社)という。

マゼランシステムズジャパンの展示パネル。
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 準天頂衛星「みちびき」は、2018年度に運用開始を予定している日本独自の測位衛星で、2017年10月10日に4号機の打ち上げが成功し、4機体制が整った。QZSSの運用が始まれば、日本国内での測位精度が現状の数m級から数cm級と大幅に向上するが、L6信号に対応する受信機の開発はこれまで進んでいなかった。

 MSJの開発した受信機は、みちびき自体が発するL6信号を受信して、単独で高精度な測位を可能にするPPP(precise point positioning、単独搬送波位相測位)-RTK方式を採用した。他の地上基準局から補正データを受け取る従来のRTK(Real Time Kinematic)方式と比べて、基準局と通信するための通信モジュールが不要なため、小型化と省力化を実現した。QZSSの他、米国が運用する「GPS」、欧州の「Galileo」、ロシアの「GLONASS」、中国の「Beidou(北斗)」、航空機やカーナビゲーションシステム向けのSBAS(静止衛星型衛星航法補強システム)に対応する。みちびきの軌道外でL6信号が得られない海外地域では、多周波のRTK GNSS受信機として動作する。

開発した多周波GNSS受信機ボード。CEATEC AWARD 2017の「総務大臣賞」を受賞した。
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