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HOMEロボットCEATEC JAPAN 2017 > 腐ったミカンを潰さずつかむ、「触覚」持つロボの応用広がる

CEATEC JAPAN 2017

腐ったミカンを潰さずつかむ、「触覚」持つロボの応用広がる

  • 内山 育海
  • 2017/10/02 11:00
  • 1/3ページ

 慶応義塾大学は、触覚と視覚、聴覚、移動情報を伝送できる双腕型ロボットシステム「General Purpose Arm」を開発した(プレスリリース)。さらに、この触覚伝送のベースになっている力触覚技術を活用した農業用選果システムをシブヤ精機と共同開発し、2017年9月26日に発表した(プレスリリース)。この選果システムは、ミカンを選別する際に「腐ったミカン」を潰さないようにつかんで取り除けるシステムである。ミカンの「位置」「大きさ」「腐っているかどうか」の判定には画像認識を利用する。ミカンを持ち上げる動作の教示は不要だという。

慶応義塾大学が開発した双腕ロボット「General Purpose Arm」。人が操作する「マスターシステム」(左)と、自走式ロボットが実際に作業する「スレーブシステム」(右)から成る。写真は柔らかいプラスチック製のコップにペットボトルの水を注ぐデモ。
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 慶応大は農業分野の他にも、産業機器、自動車、建設機械、航空宇宙、医療、介護など様々な分野で、力触覚技術の応用開拓を進めている。約30社と提携し、慶応大の独自の力触覚技術を搭載したIC「ABC-CORE」の実用化に向けた共同開発を進める。シブヤ精機と共同開発した選果システムは、その一例である。ABC-CORE の外形寸法は2mm角。このICチップ1枚で、最大2台のモーターを制御できる。同チップの販売や技術ライセンスは、2016年に創業した慶大発スタートアップのモーションリブが手掛ける。

開発した力触覚技術を組み込んだIC「ABC-CORE」。
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