「予防接種管理システム」(左)と「タブレット型問診票」の画面例
「予防接種管理システム」(左)と「タブレット型問診票」の画面例
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 福島コンピューターシステム(福島県)は、予防接種をクラウド上で管理できる医療機関向けサービス「Dr.TAP 予防接種クラウド」の提供を、2016年7月に開始する。過去の接種実績や、前回接種からの間隔、今後接種できるワクチンなどの情報を、パソコン端末で手軽に確認できる。小児科を備えるクリニックなどでの採用を見込む。

 同社はかねて、「タブレット型問診票」「受付管理システム」「予防接種管理システム」をクリニック向けなどに提案してきた。このうち予防接種管理システムは、国内で年間5000件ほどが報告されている、予防接種関連の事故を防ぐことを目的とする。従来はオンプレミス型のシステムだったが、クラウド化によって導入コストを下げた。予防接種を受ける子供の保護者などが院外からアクセスし、閲覧するような使い方も可能になる。