ホンダは2017年6月5~7日に開催した技術試乗会「Honda Meeting 2017」で、一般道を想定した自動運転のデモを見せた。SAE(米自動車技術会)が定める「レベル3~4」の自動運転を想定したものである(図1)。

「アコード」ベースの実験車両
図1「アコード」ベースの実験車両
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 レベル3以上の自動運転を実現するには、現行のカー・ナビゲーション・システムより高精度の3次元地図データ(高精度地図データ)が必要との見方がある。これに対してホンダが見せたデモは、高精度地図データを使わずに、単眼カメラの情報だけで加減速や操舵を自動制御するのが特徴だ。