宮崎大学医学部附属病院は、マルチプラットフォーム型電子カルテ「Man・Go!」を開発、2016年11月の稼働を予定する。WindowsやMac OSのパソコン、AndroidやiOSのスマートデバイスなどさまざまなOSや画面サイズの端末で電子カルテを利用できる。特に、スマートフォンで電子カルテの「フル機能」が使えることを前提に構築した。

 実現を目指すのは、「病院ノマド(ノマドは遊牧民の意)」。院内・院外どこにいても必要に応じて電子カルテにアクセスでき、さまざまな処理ができる環境の構築だ。同病院 医療情報部 教授の荒木賢二氏は、第20回日本医療情報学会春季学術大会(2016年6月2~4日)のランチョンセミナー(インターシステムズ共催)でこの取り組みについて発表した。

宮崎大学医学部附属病院の荒木氏
宮崎大学医学部附属病院の荒木氏
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