「ICTデータから見えてくる医療、介護、ヘルスケア連携の近未来」をテーマに開催される「ITヘルスケア学会 第10回記念学術大会」をレポートする。
連載
ITヘルスケア学会 第10回記念学術大会
2016年5月21~22日、東京医療保健大学国立病院機構キャンパスで開催
目次
-
医療情報システム安全管理GLはこう読み解け
医療に関わる情報を扱うすべての情報システムと、それにかかわる人・組織を対象とし、医療情報における個人情報保護、電子保存、外部保存、e文書法対応を統合的にまとめた厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(以下、MHLWガイドライン)。2005年3月に第1版が発行され、今年3月に…
-
有機EL照明で健康になれる?
名古屋市立大学大学院 医学研究科 医学・医療教育学分野の湯田恵美氏らのグループは、有機EL照明の色光によって生体機能を調節する試みについて、「ITヘルスケア学会 第10回記念学術大会」(2016年5月21~22日)のポスターセッションで発表した。ヘルスケア環境を、照明を使ってデザインすることを目指…
-
聴診器の正しい当て方、Kinectで学ぶ
聴診器を当てる際の正しい位置や順序、時間を、米Microsoft社のジェスチャー入力デバイス「Kinect」で学ぶ。そんな聴診演習システムを、岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 教授の村田嘉利氏のグループが開発。「ITヘルスケア学会 第10回記念学術大会」(2016年5月21~22日)のポスターセ…
-
“動かないPepper”が示したこと
その瞬間を、獨協医科大学 教授の坂田信裕氏はこう振り返る。「頭が真っ白になり、そして気持ちが真っ暗になった」――。
-
ベテラン医師をも救う「3次元CG」の威力
医師資格を持つクリエーターが語る
“3DCG”と聞いて何が思い浮かぶだろうか。3次元のCG(Computer Graphics)映像は今やアニメーションやゲームにふんだんに使われており、取り立てて意識しなくなっているかもしれない。しかし平面の画像や映像に比べて情報量が多く、私たちの理解を視覚的に助けてくれるツールといえるだろう。そん…