会場のLos Angeles Convention Center
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展示会場の入り口
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AR/VRのセッションは盛況
AR/VRのセッションは盛況
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 ディスプレー分野で世界最大の学会「Society for Information Display(SID)」のシンポジウムと展示会が米国ロサンゼルスで、現地時間の2017年5月23日に始まった。会場はロサンゼルス市の市街地にあるLos Angeles Convention Center。会期は5月26日まで。シンポジウムと展示会に先立ち、ショートコースなどが5月21日、ビジネスカンファレンスなどが5月22日から始まっている。今年も例年同様に「Display Week」と称して、全プログラムを6日間にわたって開催する予定。

 今年の注目の的は、「AR(拡張現実感)/VR(仮想現実感)」と「クルマ」だ。シンポジウムのプログラムを見ると、AR/VRとクルマに関するセッションが目を引く。全83セッションのうち、AR/VRについては10のセッションが設けられた。これは有機ELの11セッションに次いで多い(いずれもジョイントセッションを含む)。特に、シンポジウム初日にAR/VRに関する2つの招待講演セッションを設けるなど、主催者がこの分野の充実に力を入れていることが見て取れる。

 一方、クルマ関連では6つのセッションが設けられた。車載ディスプレーや自動車用照明などのセッションがある。この他、シンポジウム2日目の5月24日には、クルマ関連の特別基調講演が行われる予定だ。