台湾最大の自動車・二輪車部品の展示会「2017 TAIPEI AMPA & Auto Tronics Taipei」をレポートする。
2017 TAIPEI AMPA & Auto Tronics Taipei
2017年4月19~22日、台北南港展示ホールおよび台北世界貿易センターで開催
目次
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車体傾いても照射範囲を一定に保つ2輪車用ヘッドランプ
台湾CHANG HAO INDUSTRIAL TECHNOLOGY社が開発
ヘッドランプなどを手掛ける台湾CHANG HAO INDUSTRIAL TECHNOLOGY社は、2輪車の車体が傾いたときにヘッドランプの照射を水平に保てる技術を開発した。車体の傾きによるランプ照射の”ぶれ”を減らして、照射範囲を一定に保つ。視認性を高めて夜間の運転を安全にするのが狙いだ。
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テレビ電話画面をHUDに表示、台湾TARCが開発したワケ
解像度は1024×600画素
台湾自動車リサーチコンソーシアム(TARC)は、テレビ電話の通話画面を表示可能なフルカラーのHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)を開発した。台湾国内の電子機器メーカーと共同で実用化を目指す。量産の時期は未定である。
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3DプリンターでEV生産、台湾TARC
航続可能距離は60~100km
台湾自動車リサーチコンソーシアム(TARC)は、3次元(3D)プリンターを使ってボディーを成形した2人乗りの電気自動車(EV)を開発した。容量6.6kWhのリチウムイオン電池を搭載し、航続可能距離は60~100km。最高速度は60km/hである。量産化のめどは立っていない。
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樹脂ボディーの商用EVを発売、台湾SeeMore Technology社
航続可能距離は250km
台湾の電気自動車(EV)メーカーであるSeeMore Technology社は、樹脂でボディーを成形した商用EV「e.Cargo」を開発した(図1~4)。航続可能距離は250kmで、最大積載量は500kg。2017年2月に中国で発売し、価格は12万人民元(1人民元=16円換算で約192万円)である。
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モーター4個搭載のEV、台湾XING Mobility社が開発
最高速度271km/hを目指す
台湾の電気自動車(EV)メーカーであるXING Mobility社は、2人乗りのスポーツタイプEVのコンセプトを披露した。4個のモーターを搭載し、前後左右のドライブシャフトにそれぞれ接続しているのが特徴。現在はまだ外板が無い状態だが、2017年中にコンセプト車の完全版を公開する見込みだ。車両開発で目…
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【番外編】LEDスイッチよりも輝いていたのは――。
「2017 TAIPEI AMPA & Auto Tronics Taipei」報告
気温28℃、湿度88%――ここは台湾。同国で最大の自動車・二輪車部品の展示会「2017 TAIPEI AMPA & Auto Tronics Taipei(台北南港展示ホールおよび台北世界貿易センター、2017年4月19〜22日)」は、約1200社に上る出展と悪天候による高湿度が相まって、まさに熱気…
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ヘッドランプのLEDチップ数、2020年に12倍に
台湾EVERLIGHT社が推定
台湾のLEDメーカーであるEVERLIGHT ELECTRONICS社は、対向車や歩行者を検知してランプの配光を制御する「アダプティブ・ドライビング・ビーム(ADB)」に用いるLEDチップ数が、 2020年に1024個になるとの考えを明かした。2017年の84個に対して、3年間で約12倍になるという…
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シリーズHEVトラックを開発、台湾HAHA社
航続可能距離は400km以上
台湾の電気自動車(EV)メーカーであるHAHA GENERATION社は、シリーズ・ハイブリッド・システムを採用したトラックを開発した。ディーゼルエンジンで発電機を回して電気を生み出す。発電した電気は、車両中心部の左右に搭載した定格出力20kWの電池にためる。発電機と電池の電力を使って定格出力60k…
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悪路を走れる小型EV、台湾HAHA社が開発
価格は約275万円
台湾の電気自動車(EV)メーカーであるHAHA GENERATION社は、2人乗りの小型EVを開発した。オフロード車両のような形状で、舗装済の道路の他、未舗装の道路や山間部などで使える。搭載するモーターの出力は4.0kW。価格は2万5000ドル(1ドル=110円換算で約275万円)。中国や台湾で既に…
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立ち乗り車輪付きEV充電器、10km/hで走行
台湾PHIHONG TECHNOLOGY社が発売
台湾の電子機器メーカーであるPHIHONG TECHNOLOGY社は、人が乗って操縦できる電気自動車(EV)用の充電器を開発した。10km/hで走行可能で、電池切れで停まったEVに近づいて充電できる。搭載する電池の総電力量は21kWh。2016年8月に中国で発売した。
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サングラスでも表示が見えるHUD、台湾E-LEAD社が開発
TAIPEI AMPAで公開
台湾の車載機器メーカーであるE-LEAD社は、サングラスをかけていても表示を見れるHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)を開発した。
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「国を挙げてEVへ注力」――台湾経済部Vice MinisterのWang氏
半導体や電子部品の産業を支援
台湾最大の自動車・二輪車部品の展示会「 2017 TAIPEI AMPA & Auto Tronics Taipei」が開幕した.