服薬カレンダーとも連携させる
服薬カレンダーとも連携させる
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 NECは、タブレット端末を用いた高齢者生活支援サービスプラットフォーム「Tablet PaPeRo」を参考出展した。顔認識や音声認識、対話エンジンで高齢者と家族のコミュニケーションを支援するほか、服薬カレンダーと連携させ服薬支援にも使えるようにする。在宅療養支援診療所と共同でユースケースの検証を進めたうえで、事業化を検討する。

 高齢者がタブレット端末に近づくだけで、画面中のロボットキャラクター「PaPeRo」が語りかけるように遠方の家族からのメッセージを伝えたり、高齢者が話しかけることでその内容を家族にテキストメッセージとして送信したりできる。通院日や地域情報を知らせるなどの生活支援機能、血圧計や体重計と連携させたバイタルデータ管理機能なども備える。

 画面へのタッチ入力や音声入力といった、高齢者が使いやすいインターフェースを全面採用した。家族はスマートフォンなどでバイタルデータやPaPeRo利用履歴を確認し、高齢者の生活や体調の変化に気づける。

 服薬支援も想定する用途の一つ。服薬カレンダーと連携させ、服薬を音声で促したり、取り出して飲むべき薬の位置を知らせたりする機能を開発中だ。この服薬状況も、家族がスマートフォンなどから確認できる。