3種類のプローブを用意
3種類のプローブを用意
[画像のクリックで拡大表示]
自律神経検査ソリューション
自律神経検査ソリューション
[画像のクリックで拡大表示]
血管機能検査ソリューション
血管機能検査ソリューション
[画像のクリックで拡大表示]

 ソシオネクストは、ケーブルレスで手軽に持ち運べるモバイル超音波センサー「viewphii US」向けの新プローブを出展した。整形外科や産婦人科など、診療科ごとのニーズに対応する。同社はviewphii USについて、医療機器メーカーなどに製品化を提案しており、早ければ2019年度の市場投入を見込んでいる。

 用意したプローブは、リニアタイプ2種類(周波数7.5MHzおよび10MHz)とコンベックスタイプ1種類(3.5MHz)。リニアタイプは10MHzへの対応により、体表から浅い場所で高画質が求められる整形外科などのニーズに応えた。コンベックスタイプは、産婦人科における妊婦の腹部観察などを想定したもの。

 viewphii USの開発当初はフィットネスなどの用途も想定していたが、現在は医療向けにほぼ的を絞っている(関連記事)。据え置き型の超音波画像診断装置を手掛ける医療機器メーカーなどに「製品の新たなラインナップとして、モバイル超音波を提案している」(ソシオネクストのブース説明員)という。

 展示ブースではこのほか、モバイル医療機器ソリューション「viewphii」向けの新技術として、自律神経検査/血管機能検査ソリューションを紹介した。札幌医科大学と共同で研究を進めていく。

 自律神経検査ソリューションは、耳たぶに装着するウエアラブルセンサーで自律神経活動を計測するもの。耳たぶで脈波を計測し、自律神経の活動を測る。血管機能検査ソリューションは、指などに電極を装着して脈波を計測し、血管の膨張率を算出することで血管内皮の状態を調べる。