最新の医療・画像機器と、その周辺機器の総合展示会「ITEM 2015」をレポートします。
■前回の「ITEM 2015」に関する記事一覧はこちら
2015年4月15~17日にパシフィコ横浜で開催
最新の医療・画像機器と、その周辺機器の総合展示会「ITEM 2015」をレポートします。
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JIRA会長の小松氏
「医療のグローバル市場を眺めたとき、(国内医療機器メーカーは)画像診断だけでは成り立っていかない。世界で戦うための資本統合は起こるだろうし、起こらなければ世界では戦えない」――。
GEヘルスケアが放射線科向けに
病院内の物と人、情報をネットワークでつなぎ、収集したビッグデータを解析して医療機器の稼働率向上や病院経営の改善につなげる――。米General Electric(GE)社が推進するインダストリアル・インターネット(IoT)の“病院版”として、GEヘルスケアが打ち出した「Brilliant Hosp…
コニカミノルタは、グループ病院で1台の医用画像情報システム(PACS)を共有する「NEOVISTA I-PACS CX」を「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」に参考出品した。施設間のネットワークプラットフォームには、同社の医療ICTサービス「infomity」を利用する。
シーメンスヘルスケアは、PET(陽電子放射断層撮影装置)とMRI(磁気共鳴断層撮影装置)の一体型装置「Biograph mMR」に、2016年内に呼吸同期機能を搭載する。呼吸に伴って動く肺などの臓器にできた悪性腫瘍(がん)に対し、悪性度の指標となるSUV値を精度よく測れるようにする。
クラウドPACS「NOBORI」を活用しSaaSとして提供
テクマトリックスは、同社のクラウドPACS「NOBORI」のインフラを利用し、SaaSとして提供する医療クラウドサービス「NOBORI-PAL」を「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」に出展した。同サービスは2016年4月11日に発表したもの。同社開発のサービスだけでなく、パートナ…
富士フイルムのデジタルX線画像診断装置
既存の製品よりも少しでも“良いもの”を――。富士フイルムが「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」に出展したカセッテサイズデジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO Smart S47」(14×17インチ)、「FUJIFILM DR CALNEO Smart S7…
GEヘルスケア・ジャパンは2016年4月15日、膝関節周りの骨密度測定に対応できるX線骨密度測定装置「PRODIGY Fuga」を発売した。「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」に出展した。
「かゆいところに手が届く。そんな使用感の良さを、読影へのこだわりが強い医師に高く評価してもらっている」――。ネットワークカメラ用ソフトウエアなどを手掛けるネットカムシステムズは、乳房X線撮影(マンモグラフィー)の読影診断用ビューワーソフトウエア「mammodite(マンモディーテ)」を「2016 …
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、連続X線を分光しスペクトラルデータを取得できる「2層検出器」を搭載したX線CT装置「IQon Spectral CT」を2016年4月、日本で発売した。1度の撮影で画像データとスペクトラルデータを同時に取得できる。これにより、従来の撮影条件に比べて被曝量…
医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place」の新サービスとして、医療施設内の医用画像をクラウドサービス上で保管・閲覧・管理できる「医用画像システムサービス」の提供を開始したキヤノン。同社は、医療画像を患者情報と関連付けて統合的に管理・閲覧できる「統合医療画像管理システム」…
東芝メディカルが展示
東芝メディカルシステムズは、MRIのボア内全体にプロジェクター映像を投影し、患者の不安を解消するシステムを「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」に参考展示した。今後、医薬品医療機器等法の許認可を取得次第、同社のMRIに対するオプションとして提供していく考え。
「1.5テスラ装置のスペースに設置可能」
東芝メディカルシステムズは、3T(テスラ)のMRIを省スペース化かつ静音化する技術を開発。同技術を搭載したMRIを「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」に参考展示した。現時点では薬事未承認だが、2016年度中に同技術を搭載した製品の販売を目指す考え。
クラウドで稼働条件を最適化
X線CT装置やPETなどの画像診断装置から得られる照射線量や検査数などの情報をクラウドサーバーに蓄積。ビッグデータとして解析し、稼働条件の最適化などにつなげる。ドイツSiemens Healthcare社日本法人のシーメンスヘルスケアは2016年4月、そんなサービス「teamplay」の提供を日本…
放射線部門向けの管理支援サービス
富士フイルムは、X線撮影時の撮影線量指標(EI値)や再撮影が必要になった写損の率、撮影室の稼動状況などを可視化・解析できる放射線部門管理支援サービス「ASSISTA Management」を開発、「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」(2016年4月15~17日、パシフィコ横浜)に…
JIRAが会見、「地域包括ケア×ICT」に注力
日本画像医療システム工業会(JIRA)は2016年4月15日、「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」(パシフィコ横浜)で記者会見を開催。会長の小松研一氏が登壇し、2016年度の活動方針を示した。
医療用画像診断装置に関する国内最大規模の展示会「2016 国際医用画像総合展(ITEM 2016)」が2016年4月15日、パシフィコ横浜(横浜市)で開幕した。国内外の医療機器メーカーが多数出展し、X線CT装置やMRI、超音波診断装置などに関する最新の製品や技術を紹介する。会期は同月17日までの3…
PACS、RIS、治療RISで構成
富士通は、大規模医療機関向け電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-HX(ホープ ライフマーク エイチエックス)」とシームレスに連携する新しい診療画像ソリューションを2016年4月15日より販売する(出荷時期は同年7月上旬を予定)。提供する診療画像…
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、医療施設内の医用画像をクラウド上で保管、管理、閲覧できる「医用画像システムサービス」を2016年4月14日より提供を開始する。同サービスは、2014年10月に開発した医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place(メディカルイ…
IHE XDSに対応、地域医療連携への活用も
富士フイルムは2016年4月11日、病院内の各診療科のシステムや異なるメーカーのPACSで保管されている診断画像や各種動画などの診療情報を一元的に管理・保管できる統合アーカイブシステム「SYNAPSE VNA(シナプス ブイエヌエー)」を発表した。富士フイルムメディカルを通じて同年4月15日より販…
在宅や救急現場などでも的確な画像診断が可能に
富士フイルムは2016年4月7日、7インチ画面搭載のタブレット型超音波画像診断装置「SonoSite iViz(ソノサイト アイビズ)」を発表した。18.3cm×11.7cm×2.7cm、約520gと小型・軽量で白衣のポケットに入れて持ち運べるサイズながら、140万画素の高精細画像と豊富な診断機能…