他施設との比較が可能

 他の医療施設のデータを、匿名化した形で参照できるようにもした。例えば自施設のドーズ量が「他施設に比べて高いか低いかなどを判定できる。そうした基準には従来、業界ガイドラインが使われてきたが、ガイドラインが最先端機種(の最適な稼働条件)に当てはまるとは限らない」(シーメンスヘルスケア)。今回のサービスでは、臨床現場の実態により近い値をリファレンスとして使えるようになるわけだ。

ドーズ量の最適化などに活用
ドーズ量の最適化などに活用
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 Teamplayには、ドーズ量の最適化に使う「Dose Management」と検査数・稼働率の最適化に使う「Usage Management」を基本機能として実装済み。画質と被曝量のバランスなどの撮影プロトコルの最適化に使う「Protocols」を数カ月以内に提供する予定で、ゆくゆくは画像データを扱う「Images」も提供する考えだ。