「見守りモジュール」を披露。左側に見えるのは、Neusoftグループとの合弁会社による睡眠モニター
「見守りモジュール」を披露。左側に見えるのは、Neusoftグループとの合弁会社による睡眠モニター
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 アルプス電気は、睡眠中などの体動や呼吸状態を非接触で測れるモジュールを開発し、「MEDTEC Japan 2017」(2017年4月19~21日、東京ビッグサイト)に出展した。「見守りモジュール」と銘打ち、クラウド型の高齢者見守りサービスなどへの応用を提案している。2018年ごろのサンプル出荷を目指す。

 ドップラーレーダーを搭載しており、2.4GHz帯のマイクロ波で体動や呼吸状態を測る。ベッドの周辺にモジュールを設置することで、単位時間ごとの体動や睡眠深度、平均呼吸数などのデータを測定可能。測定の指向性は120度で、検知距離は1~2m以内である。

 アルプス電気は2012年、中国Neusoftグループとヘルスケア分野の合弁会社を中国に設立。この合弁会社で、目覚まし時計型の睡眠モニターを手掛けてきた実績がある。同製品にも、睡眠状態などの非接触モニタリングモジュールを搭載している。