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シーメンス、16倍速のMRI技術やクラウド新サービス

2017/04/18 09:05
大下 淳一=日経デジタルヘルス
X線CT装置「SOMATOM go」はタブレット端末で操作できる
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1.5テスラMRIの新製品「MAGNETOM Sempra」
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MRIの高速撮影技術「Compressed Sensing」
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クラウドサービス「teamplay」の機能を拡充
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トモシンセシス機能搭載のマンモグラフィーでは、患者に与える痛み低減の工夫を紹介
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 ドイツSiemens Healthcare社日本法人のシーメンスヘルスケアは「2017 国際医用画像総合展(ITEM 2017)」(2017年4月14~16日、パシフィコ横浜)で、新ブランド「Siemens Healthineers」を打ち出したブースを展開。タブレット端末で操作できるX線CT装置「SOMATOM go」や、ハイブリッド手術室対応のX線血管撮影装置「ARTIS pheno」などの新製品群を披露した(関連記事1同2)。

 MRIの新製品として出展したのが「MAGNETOM Sempra」。3テスラMRIと同等のアプリケーションを搭載しつつ、稼働コストを低減するなど経済性を重視した1.5テスラMRIで、2017年4月11日に国内販売を始めた。金属アーチファクトの抑制や息止め時間の短縮、検査の静音化などのアプリケーションを搭載。撮影断面の設定などを自動化して、検査の再現性も高めた。超電導コイルの冷却に使うヘリウムの循環を最適化するコンプレッサー制御技術を導入し、冷却関連の消費電力も削減している。

 MRIの高速撮影技術「Compressed Sensing(圧縮センシング)」も披露した。MRIの撮影データをランダムにサンプリングする(間引く)ことで、撮影を高速化する技術である。この手法には雑音が増えやすいという弱点があったが、繰り返し演算を用いることで雑音を抑えた。心臓の高速撮影などに向く機能で、従来4分30秒を要したという心臓の8断面撮影を16.8倍速の16秒で完了できる。病態を的確に捉えられたり、患者の息止めが楽になったりするメリットがある。

 画像診断装置の運用をビッグデータ解析するクラウドサービスとして2016年のITEMで披露した「teamplay」では、機能を拡充した(関連記事3)。撮影画像を電子メールのようなインターフェースで他の医療従事者と共有しコメントを求められる機能や、撮影のプロトコルを一元管理しその改良につなげられる機能を搭載した。

 超音波画像診断装置やトモシンセシス機能搭載のマンモグラフィー(乳房X線撮影装置)など、乳がんの個別化診断に向けたソリューションも紹介。核医学分野では、SPECT検査において計測結果を定量化できる核種を増やしたり、PET装置の分解能を高めたりした成果を披露した。

日経デジタルヘルス Special

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