「上海モーターショー」(2017第17回上海国際自動車工業展覧会)が、2017年4月21日~28日に上海市にある国家展覧センターで開催される(4月19日~20日はメディアデー)。合計18の国と地域から1000社以上の自動車メーカーや部品メーカーが出展し、1400車種を展示すると見られる。113車種の新車の発表が予定されている。内訳は、外国企業の新車が30車種、中国企業が83車種となっている。世界最大の自動車市場に投入する「新エネルギー車」(NEV)や自動運転技術などが注目される。

上海モーターショーのポスター
上海モーターショーのポスター
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 最大の注目は、159車種の展示が予定されるNEVだ。中国では、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)をNEVと定義し、政府主導で普及を促進している。今回展示される159車種のうち、外国企業は63車種で、中国企業は96車種となる。また、コンセプト車は56車種も出展される。このほかに、世界初ではないものの、アジアで初めて出展する車は44車種となる。

 国家展覧センターの13個の展示ホールを使い切って開催する。乗用車の展示は9ホール、商用車は1ホール、自動車部品は3ホールをそれぞれ使う。