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Hannover Messe 2017

スマートグラスやLiDARで工場を高度化、コニカミノルタが提案

実務を想定した活用法がズラリ

  • 高野 敦
  • 2017/05/08 13:00
  • 1/3ページ
コニカミノルタのIIoTプラットフォーム「Workplace Hub」
コニカミノルタのIIoTプラットフォーム「Workplace Hub」。Hannover Messe 2017では複合機タイプを展示していた。
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 コニカミノルタは、工場のスマート化を支援する「デジタルマニュファクチュアリング」事業の製品群を「Hannover Messe 2017」(2017年4月24~28日、ドイツ・ハノーバー)で展示していた。スマートグラスや3Dレーザーレーダー(3D-LiDAR)などの製品を糸口に、ドイツをはじめとする欧州でも同事業を展開していく(関連記事)。

 2016年の同展示会では個々の製品を前面に押し出していたのに対し(関連記事)、今回は工場の実務を想定した「品質管理」「物流/入出荷」「ピッキング/組み立て」「工程管理」というコーナーを設け、そこで製品の具体的な活用法を提示。さらに、各コーナー(工程)のデータを同社の産業用IoT(IIoT:Industrial Internet of Things)プラットフォームである「Workplace Hub」に集約し、リアルタイムの状況を表示していた(Workplace Hubの関連記事1記事2記事3記事4)。

 品質管理のコーナーで見せていたソリューションの1つが、X線装置を用いた表面検査や非破壊検査だ。「タルボ・ロー干渉計」の原理に基づいて、対象物にX線を照射したときの「吸収画像」「(屈折率の変化を示す)微分位相画像」「小角散乱画像」を撮影することで、屈折の要因となる対象物内部における異種物質間の境界や、散乱の要因となる微小な空孔の存在を視認できる。もともとは医療用画像診断装置向けに開発した技術だが、今後は製造業への適用も進める。具体的には、アルミニウム合金ダイカスト品の品質検査(いわゆる“巣”の有無の検出)や、リチウムイオン電池の予防保全(故障の原因となるデンドライトの状態を把握)といった用途が考えられるという。

X線でアルミダイカスト品を検査した例
X線でアルミダイカスト品を検査した例。左から「吸収画像」「(屈折率の変化を示す)微分位相画像」「小角散乱画像」。小角散乱画像では巣があることがよく分かる。
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