日産自動車は、3代目となる新型ハッチバック「ティーダ」を、「北京モーターショー2016」で初めて公開した(図1)。中国では2016年4月25日に予約を開始。価格は10万〜14万元(1元=17円換算で170万〜238万円)ほど。

図1 日産自動車の新型「ティーダ」
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図1 日産自動車の新型「ティーダ」

 2011年の上海モーターショーで公開した2代目ディータに続いて、日産は新型ティーダの世界初披露の場に中国を選んだ。日産自動車の専務執行役員で同社の中国合弁会社、東風汽車有限公司の総裁を務める関潤氏は、「新型ティーダのターゲットは若者」と断言する。

 関氏は、「中国は、原則はセダンの市場。一方で多くの人が乗っているクルマを避ける傾向がある。セダンとハッチバックを選ぶ人の割合は8:1ほどだが、新型ティーダではその“1”を狙っていく」考えである。若者に訴求できるように外観デザインを、「ファミリー向けになっていた」(同氏)2代目から変更した。今回、フロントグリルのV字デザインや流線型のボディーを採用した(図2)。

図2 個性をアピールしたい若者に向けたデザインに
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図2 個性をアピールしたい若者に向けたデザインに
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図2 個性をアピールしたい若者に向けたデザインに