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経産省の「ヘルスケアビジネスコンテスト」、優勝は…(page 4)

2016/03/17 08:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス

非接触・無侵襲・無拘束で見守り

 イデアクエスト 代表取締役社長CEOの坂本光広氏は、赤外光を用いた非接触・無侵襲・無拘束の見守りシステムへの取り組みを紹介した。同システムは半導体レーザーとFG(fiber grating)素子、CCDカメラから成り、対象の動きを輝点の移動として捉える(関連記事1)。姿勢の変化や呼吸に伴うわずかな体動を検知でき、異常を察知した場合は自動でアラートを出す。

イデアクエストの坂本氏
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 「高齢者が緊急時に自己の危険状態を知らせることは難しく、通報システムは実際にはほとんど使われていないとの調査結果もある。危険を客観的に知らせる仕組みが欠かせないと考えた」。坂本氏は開発のきっかけをこう語る。

 状況の判定には「人工知能やニューラルネットワークを活用し、(大きな動きだけでなく)もだえやふるえ、その予兆なども捉えられる」(坂本氏)。個人を特定できない輝点の画像を使うため、プライバシーに配慮した見守りが可能な点も特徴だ。計測データは数カ月間にわたって蓄積可能。好きな時にスマートフォンで振り返ることができるなど「生活の見える化につながる。地域包括ケアのプラットフォームとして利用してもらいたい」(坂本氏)。

 見守りの対象として想定するのは、高齢者だけではない。最近力を入れているのが、新生児のわずかな体の動きや呼吸状態から、突然死につながる異常を察知する応用だ。フランスなど、海外の機関とも連携しながら開発を進めている。手術後や集中治療室(ICU)における事故防止、看取り、緩和医療などに向けた引き合いもあるという。

日経デジタルヘルス Special

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