韓国Hyundai Motor社は、早ければ2019年にも電気自動車(EV)をインド市場に投入する。最初のEVはセダンかSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)になる見込み。

図1 Hyundai Motor India, Managing Director and CEOのY K Koo氏
図1 Hyundai Motor India, Managing Director and CEOのY K Koo氏
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 インド最大のモーターショー「デリーモーターショー2018」(Auto Expo2018)で、Hyundai社のインド子会社でManaging Director and CEO(最高経営責任者)を務めるY K Koo氏が計画を発表した(図1)。

 EV1車種を含め、Hyundaiは2020年までに9車種を新たにインド市場で発売する。Koo氏は「新型車を多く用意するのはインド市場へのコミットメントの証だ。プレミアムブランドを目指す」と意気込む。

 同社はインドの乗用車市場では、スズキの現地子会社であるMaruti Suzuki社に続いて2位のシェアを持つ。大衆車を中心に展開するMaruti社との差異化を進め、現在の約17%のシェアを伸ばす考えだ。車両開発や生産規模の拡大に向けて、インドで2020年までに63億ルピー(1ルピー=1.7円換算で約107億円)を投資する。