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ISSCC 2017

「世界最小電力」の光受信回路、富士通研とToronto大が開発

  • 小島 郁太郎
  • 2017/02/06 09:00
  • 1/2ページ

 カナダUniversity of Torontoと富士通研究所は、光トランシーバー(光電変換)モジュール(以下、光モジュール)の新たなリファレンスレス(水晶発振器のない)受信回路を共同で開発した(ニュースリリース)。従来に比べて消費電力を45%削減し、光受信回路としては「世界最小電力」(富士通研)だという。

 今回開発した回路は、データセンター内のサーバーとスイッチ間の光ファイバー通信に向けた光モジュールで使われる。データセンターの処理能力向上に伴い、同用途の光モジュールの小型化・低電力化が求められており、今回の回路はそれを実現する手段となる。

今回開発したのは光モジュール内のリファレンスレス受信回路(左図参照) 光モジュールは、サーバー内のボードと、スイッチ内のボードの両方に搭載される(右図参照)。今回開発した回路は、両方の光モジュールで使われる。富士通研の図。
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 富士通研によれば、今回の回路は、2019年度の実用化を目指している。具体的には、同年度に富士通のサーバーやスイッチなどデータセンター向け装置に搭載されるほか、光モジュールを製品としても販売する予定である。なお、この光モジュールの形状は現在主流のQSFP28(1.8cm×7.2cm)より小型のmicroQSFP(1.4cm×6.5cm)になる予定。

 今回の回路の詳細は、ISSCC 2017(IEEE International Solid State Circuits Conference)でUniversity of Torontoが口頭発表する(講演番号 6.6)。また、富士通研は国内報道機関向けに、今回の回路の説明会を富士通本社で開いた。

国内報道機関向けの説明会 登壇したのは富士通研究所の柴崎崇之氏(コンピュータシステム研究所 クラウドネットワークプロジェクト)。日経テクノロジーオンラインが撮影。スクリーンは富士通研のスライド。
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