2017年1月18日~20日に東京ビックサイトで開催される、「ネプコン ジャパン 2017」「オートモーティブ ワールド 2017」をレポートする。この展示会では、「第46回 インターネプコン ジャパン」「第34回 エレクトロテスト ジャパン」「第18回 半導体パッケージング技術展」「第18回 電子部品・材料 EXPO」「第18回 プリント配線板 EXPO」「第7回 微細加工 EXPO」「第9回 国際カーエレクトロニクス技術展」「第8回 EV・HEV駆動システム技術展」「第7回 クルマの軽量化技術展」「第5回 コネクティッド・カー EXPO」「第3回 自動車部品&加工 EXPO」が含まれ、「第9回 ライトテック EXPO」「第3回 ウェアラブル EXPO」「第1回 ロボティクス」「第1回 スマート工場 EXPO」などが、併設されている。
ネプコン ジャパン 2017/オートモーティブ ワールド 2017
2017年1月18日~20日、東京ビックサイトで開催
目次
-
積水化学、クルマの窓を光らせて情報表示
歩行者や他車両への注意喚起に利用可能
積水化学工業は「オートモーティブ ワールド2017」(東京ビッグサイト、2017年1月18~20日)で、「自発光中間膜」の技術を用いたウインドーの試作品を展示した。従来のフロントガラスやコンバイナーを通して虚像を投影するヘッド・アップ・ディスプレー(HUD)と異なり、フロントガラス全面に情報を映せる…
-
「地味だけど、スゴイ」、車載ディスクリートのビシェイ
抵抗器やダイオードといったディスクリート部品の大手メーカーである米Vishay Intertechnology社。その日本法人のビシェイ ジャパンで代表取締役社長を務める小澤 政治氏に「第9回オートモーティブ ワールド」(2017年1月に東京ビッグサイトで開催)の会場で話を聞いた。
-
心拍数と呼吸数を計測するシート、新日本無線が公開
2020年の実用化見込む
シートが運転者の健康を把握する――。ICや通信用センサーモジュールなどを手がける新日本無線は、周波数24GHz帯のマイクロ波センサーで、心拍数や呼吸数を計測できるシートのコンセプトを公開した。
-
Audi社のレーザーヘッドランプに採用されました
ON SemiがLEDドライバーICを転用
米ON Semiconductor社は、ヘッドランプ向けのドライバーICがドイツAudi社の高級スポーツカー「R8」に採用されたことを明かした。R8シリーズの限定モデル「R8 LMX」に搭載された、レーザーヘッドランプの駆動に用いる。
-
車の予防安全に向けた3軸センサーモジュール、STMicro
同一パッケージで5軸まで拡張可能
伊仏合弁STMicroelectronics社は、クルマの姿勢制御に使うMEMS(Micro Electro Mechanical System)センサーモジュールを開発した。ESC(横滑り防止装置)や横転検知など、自動車の予防安全機能に向ける。2018年第4四半期に量産を開始する予定だ。
-
NAYAX社、多様なキャッシュレス決済に対応したEV充電器
イスラエルNAYAX社は2017年1月、「オートモーティブワールド2017」に多様なキャッシュレス決済に対応したEV(電気自動車)充電器を出展した。同社が提供する決済端末を米EV Meter社の普通充電器に組み合わせたもので、日本で2017年第1四半期に発売する。
-
ミツバ、2輪EV向けモーターや模型飛行機向け2重反転モーター
ミツバは2017年1月に開かれた「オートモーティブワールド2017」に、電動2輪車向けや模型飛行機向けのモーターを展示した。
-
Kinect使って、VR空間内で動作や姿勢を分析
B-EN-G、動作・姿勢分析ツール「mcframe IoT MOTION」向けVR機能を開発
東洋ビジネスエンジニアリングは、動作・姿勢分析ツール「mcframe IoT MOTION」にVR(仮想現実)を組み合わせた「体感工程シミュレーション」を開発している。ヘッドマウントディスプレー(HMD)を装着したユーザーが、VR空間内の生産設備で作業を模擬することで、作業のしやすさや設備の操作性を…
-
無線IoTをスマホで中継しても、データを安全に
丸文は、2017年1月18日まで東京ビッグサイトで開催している「第46回インターネプコン ジャパン」と併催の「第1回 ロボデックス 開発・活用展」で、セキュリティ機能を搭載した無線IoT機器を簡易に構築できるモジュールを展示した。同社が販売代理店契約を結んでいる米Afero社の開発品である。
-
On Semi、検出距離を15cmと長くしたジェスチャー感知用ICをデモ
米On Semiconductor社の日本法人オン・セミコンダクターは、「オートモーティブワールド2017」に検出距離を長くしたジェスチャー感知用の信号処理IC「LC717A30UJ」を出展した。従来5cm程度だった検出距離を15cm程度に伸ばせる。
-
AP&T社、テーラードブランク材によるホットスタンプの成形例など展示
プレス成形ラインや金型を手掛けるスウェーデンAP&T社は、同社の設備を使う同Volvo社のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「XC90」のフロント・サイド・メンバーとBピラーを「オートモーティブワールド2017」に出品した。
-
豊通エレクトロニクス、最高速度100km/hの3輪EV
豊通エレクトロニクスは、「オートモーティブワールド2017」に、3輪のトライクを電気自動車(EV)に改造した電動3輪車を展示した。2016年の同展示会から出展している。
-
モーターコアの積層鋼板の固定法、三井ハイテックが開発中の方式を展示
電動車両の駆動モーターとして使われる永久磁石型の3相交流モーター。その固定子のコアとなる積層鋼板の固定方法の選択肢拡大に向けて、新たな方式を開発しているのが三井ハイテックだ。同社は、新たな固定方法を適用したコアの試作品を「オートモーティブワールド2017」に出品した。
-
浅野、CFRTP部品のプレス成形部と射出成形部を1工程で成形
自動車部品の試作などを手掛ける浅野は、炭素の連続繊維で強化した熱可塑性樹脂(CFRTP)をプレス成形する部分と、炭素の長繊維で強化したCFRTPを射出成形する部分から成る部品を、1工程で一体成形する「CFRTPハイブリッド成形」技術を開発した。その試作品を、「オートモーティブワールド2017」に出品…
-
Continental社の“メカレス”LiDAR、2019年に量産開始へ
ドイツContinental社が、LiDAR(Light Detection and Ranging:レーザーレーダー)の量産を2019年にも開始する。周囲の距離画像を捉えて3次元空間を認識できるセンサーで、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転に向ける。機械式の可動部品がない「メカレス」とした…
-
モーターとインバーターの一体化で容積30%減、明電舎
明電舎は、モーターとインバーターを一体化した電気駆動システムを試作し、「オートモーティブワールド2017」で披露した。個別部品を組み合わせた場合に比べて、容積で30%、質量で15%低減できるという。
-
渦潮電機、フィリピンで3000台以上受注の電動3輪車を初公開
船舶用電気機器を手がける渦潮電機は、「オートモーティブワールド2017」内の「EV・HEV駆動システム技術展」に、フィリピンで販売している7人乗り電動3輪車「E-Trikes 68VM」を展示した。2014年から販売しているが、国内に展示したのは初めて。
-
厚さ800μmの端面までカバーできる厚さ50μmシールドシート
半導体パッケージ向け
トーヨーケムは、半導体の樹脂封止パッケージに向け、電磁波対策用のシールドシートを「ネプコン ジャパン 2017」と併催の「第18回 電子部品・材料 EXPO」(2017年1月17~20日、東京ビッグサイト)で展示した。厚さ50μmと薄いシートだが、柔らかく追従性が高いため、厚さ800μmの端面を均…
-
タムラ製作所、導電性接合材料を狭ピッチ対応に
タムラ製作所はフレキシブル基板の接続に使う導電性接合材料「SAM32」について、狭ピッチに対応する製品を追加する。タッチパネルやディスプレイの接続、スマートフォン内部のモジュール接続などに向けた製品で、開発品を現在開催中の「第46回 インターネプコン ジャパン」(2017年1月17~20日、東京ビ…
-
富士機械製造、ティーチング不要の多関節ロボットを展示
ロボット要素部品も販売を検討
実装機などを手がける富士機械製造は、現在開催中の「第1回 ロボデックス」(2017年1月17〜20日、東京ビッグサイト)で、多関節ロボット「SmartWing」を展示した。部品のピックアップや搭載といった動作をCADデータから実施する実装機と同様、始点と終点の座標点の指定で動作させることができ、いわ…