「ナノテクノロジー」に関する展示会。27カ国・地域より1300 企業・団体が出展し、環境・エネルギー・素材、医療・健康、情報通信からエレクトロニクスまでの最新技術を発信。
連載
nano tech 2016
第15回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議 2016年1月27~29日、東京ビッグサイトにて開催
目次
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ガラスや金属の表面を曇りにくくするコーティング
日産化学工業が開発、塗装で親水性を長期間維持
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耐衝撃性2倍に、異種繊維を混ぜたCFRP
東レ、射出成形用の長繊維ペレットを新開発
東レは、炭素繊維(CF)に加えて柔軟な有機繊維(異種繊維)を添加することで、強度や剛性を維持したまま耐衝撃性を高めた射出成形用の炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)を開発した。ポリプロピレン(PP)を母材とした新開発のCFRTPでは、成形品の耐衝撃性が同社従来品に比べて2倍以上になったという。同…
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東レ、3Dプリンター対応のPPS微粒子
アスペクトが開発中の機種に採用
東レは、粉末床溶融結合方式の3Dプリンターの造形材料として使えるポリフェニレン・スルフィド(PPS)の微粒子「トレミルPPS」を開発した。2016年2月から自動車や航空宇宙、産業・医療用機械などに向けて販売を開始する。
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生産性10倍の炭素繊維製造法、ライバル4社が手を組み開発
東大と産総研、東レ、帝人グループ、三菱レイヨンが開発
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2016年1月14日、ポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維の従来の製造プロセスと比較して、生産性を10倍に高めた新しい製造プロセスを開発した(図1)。生産性だけではなく、生産に必要なエネルギーやCO2の排出量も削減する。