オートモーティブワールド2016
2016年1月13~15日、東京ビッグサイトにて開催。
目次
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“賢い”ヘッドランプ向けのLED制御IC、オンセミが初投入へ
米ON Semiconductor社は、複数のLED(発光ダイオード)素子の出力を制御できるIC「NCV78247」を開発した。対向車や先行車がいるときにそれらを避けて照射する、自動車用の“賢い”ヘッドランプに向ける。これまで同社は複数のLEDの出力を制御するヘッドランプ向けのICを用意しておらず…
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積水テクノ成型、発泡樹脂で3割軽量化したドアトリムを出展
積水テクノ成型は「オートモーティブワールド2016」で、3割軽量化したドアトリムを出展した。PP(ポリプロピレン)材料を独自技術で発砲させることで、発泡前に比べて厚さを2倍にでき、剛性と強度を持たせた。早期の採用を目指す。
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住友重機のSTAF技術続報、ハイドロフォームより強度が高く、ホットスタンピングより剛性が高い
住友重機工業は東京ビッグサイトで開いた「第6回クルマの軽量化技術展」」(2016年1月13~15日)にSTAF(Steel Tube Air Forming)技術で生産した部品を展示した(図1~5)。
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円形の超音波振動で異種金属を固相接合
少ないエネルギーで短時間に接合、材料へのダメージが少ない
LINK-US(本社横浜市)は「超音波複合振動溶接技術」による溶接装置を、「第2回自動車部品加工EXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に守谷商会(本社東京)との共同ブースで展示した(図1)。金属の薄板へ金属箔数十枚を一度に、1秒以内に接合する様子を実演。現在はバッテリー用部品での…
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鋼とアルミ合金を摩擦圧接で接合
イヅミ工業、極めて薄い金属間化合物を界面に生成
イヅミ工業(本社愛知県大府市)は鋼とアルミニウム合金を摩擦圧接により接合したサンプルを「第2回自動車部品加工EXPO(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)」に出展した(図1)。プロペラシャフトなどの軸物の軽量化に向けて顧客などへ提案中。接合部の引っ張り強度は、アルミ合金の引っ張り強さの80…
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CFRPとゴムを一体で成形した複合部品
藤倉ゴム工業、架橋反応とアンカー効果で接合
藤倉ゴム工業はCFRP(炭素繊維強化樹脂)のパイプの表面をゴムで覆った「CFRP-ゴム複合パイプ」の試作品を「第6回クルマの軽量化技術展(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)」に出展した(図1)。CFRPの母材であるエポキシ樹脂とゴムを同時に硬化させることで、一体の部品にする。ゴムのないC…
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電気2重層キャパシター、高耐電圧と高耐熱が進化の道
日本ケミコンが自動車向けに次世代品を開発
日本ケミコンは、自動車向け電気2重層キャパシター(EDLC)の新製品を2016年4月以降に量産する。耐電圧を高めたものと温度特性を改善したものの2種類を開発した。いずれも現在サンプル出荷中である。
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車載向けはんだクラック抑制基板、CMKが量産へ
日本シイエムケイは、はんだクラックを抑制する機能を持つ車載向け有機基板「SEPT」を「第8回 カーエレクトロニクス技術展」(2016年1月13~15日)で展示した。エンジン直載やアクチュエーター一体の用途、軽量化・低コスト化に向けたセラミックス配線基板の代替を想定する。2016年末に量産を開始するこ…
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日本のベンチャーが提案、クルマを常時監視するデバイス
GMSが「MCCS mini」を開発
日本のベンチャー企業であるGlobal Mobility Service(GMS)は、自動車をはじめとしたモビリティー(移動体)を常時監視するデバイス「MCCS mini」を開発した。自動車関連の展示会「オートモーティブワールド2016」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)で実機を初披…
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村田製作所、自動運転に向けた3次元自車位置推定センサーを提案
村田製作所は、3次元自車位置推定センサーと同センサーを搭載したデモ機を「オートモーティブワールド2016」(東京ビッグサイト、2016年1月13~15日)で参考出展した。水平方向の変位に加えて、鉛直方向の変位を±5cmの精度で測定できる。将来的に自動運転車での自車位置推定などへ応用する狙い。
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日本製カーナビも採用、韓国の車載情報系SoCメーカーのTelechipsが初出展
クルマや民生機器向けSoCのファブレス半導体メーカーである韓国Telechips社が「第8回国際カーエレクトロニクス技術展」(2016年1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催)に出展した。同社が国際カーエレクトロニクス技術展にブースを構えるのは、今回が初めてだという。これまで日本では、組み込み関…
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助手席はヒトではなく荷物です、RF-ID応用のセンサーをオンセミが参考出品
オン・セミコンダクターは、RF-IDを応用したセンサーを開発し、「第8回国際カーエレクトロニクス技術展」(2016年1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催)に参考出品した。カーシートの乗員検出に同センサーを適用したデモンストレーションを行っている。
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車両用樹脂ガラスの耐摩耗性・耐候性を向上
大日本印刷、フィルムを転写した樹脂ガラス発売
大日本印刷は、樹脂ガラスに転写することで耐摩耗性と耐候性を高められるフィルム「DNP超耐候ハードコート転写フィルム」を開発した。既に車両用窓の樹脂ガラスに採用されているという。同社は2016年2月、同フィルムを使用した樹脂ガラスを鉄道車両や建設機械、乗用車、バスなどに向けて発売する。
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レーダーやカメラで防げない事故に対応、STとAutotalksがV2X通信で手を組む
2016年に量産提供予定のV2V/V2X通信向けチップセットをSTマイクロエレクトロニクスが、第8回国際カーエレクトロニクス技術展(2016年1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催)で展示している。IEEE 802.11pベースの無線通信を行うためのチップセットで、物陰から急に出てくるクルマやヒ…
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テスラの次期EV「Model 3」は電池コスト削減で低価格化、年間販売50万台へ
米Tesla Mortors社Battery Technology DirectorのKurt Kelty氏は「オートモーティブワールド2016」(東京ビッグサイト、2016年1月13~15日)の基調講演において、2017年に発売する予定の次期電気自動車(EV)「Model 3」の価格を3万500…
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鈴鹿サーキットで発進、ミツバのSRモーター
ミツバがスイッチトリラクタンス(SR)モーターを実用化する。鈴鹿サーキットで2016年3月19日に導入する新アトラクション用の電動カートへの採用が決まった。ミツバは、自動車関連の展示会「オートモーティブワールド2016」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)で、採用が決まったSRモーターを…
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大日本印刷、車載セキュリティー対策サービスを本格展開へ
大日本印刷は、自動車業界向けに車載システムのセキュリティー性を高めるサービスの提供を開始すると発表した。車載機器に搭載されているアプリケーションソフトウエア(アプリ)の改ざんや秘密情報の不正な取得などを防止できるという。
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ミツバが駆動用モーターに参入、超小型EV向け
ミツバは2016年1月13日に東京ビッグサイトで開幕した「オートモーティブワールド2016」で、小型電気自動車(EV)向けの駆動用モーターを公開した。SR(スイッチトリラクタンス)モーター、インダクションモーターの2種類。いずれも永久磁石を使わないようにして安定調達できるようにしたのが特徴。
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北京汽車、新エネ車の販売を年6万台に拡大 電池の低コスト化
中国の北京汽車(BAIC)グループで電気自動車(EV)の開発・販売を担う北京新能源汽車(BAIC BJEV:Beijing Electric Vehicle)。2016年1月13日に開幕した「オートモーティブワールド2016」で、技術を統括するChen Ping氏に2016年の展望を聞いた。
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自動車メーカーと半導体メーカーの関係が変わる、ルネサスの大村氏に聞く
「自動車メーカーと半導体メーカーの関係が変わる。その変化に我々は対応している」。こう語るのは、ルネサス エレクトロニクスの車載半導体事業の責任者である大村隆司氏(執行役員常務)だ。同氏に第8回国際カーエレクトロニクス技術展(2016年1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催)で話を聞いた。