ソニーが好調である。2015年上期の連結決算では、売上高が3兆7007億円、当期純利益が1159億円を計上。その好調さの原動力が、今や会社全体を支える柱になったイメージセンサー事業である。

 ソニーは、2014年のCMOSイメージセンサー市場の4割強を占めている。技術的にも、裏面照射型センサーや積層化技術において、「他社に比べて、2~3年進んでいます」(ソニー 社長の平井一夫氏)と豪語できる状況にある。また、応用市場の先行きも明るい。スマートフォン市場の成長はもとより、監視カメラなどIoT関連、自動運転やADAS関連、ドローンやロボット関連と未来を感じさせる成長市場が目白押しである。

 今回のテクノ大喜利は「ソニー、絶対的覇者への道」と題して、同社がイメージセンサー分野で別格の地位を築くための方策を探った。これまでテクノ大喜利では、半導体業界や特定企業が抱える課題について議論することが多かった。今回のテーマでは、強いメーカーをさらに強くするための切り口を考えた。各回答者に投げかけた質問は以下の通り。

【質問1】
ソニーがイメージセンサーの分野でのポジションをさらに強化するためには、どのような戦略・施策を採るべきと思いますか?

【質問2】
ソニーは、センサー事業の強みを強化するため、他部門とどのように連携していく必要があると思われますか?

【質問3】
ソニーは、外部のどのような企業や研究機関と連携していく必要があると思われますか?

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