欧米には、自社の競争力の醸成に向けて産学連携をフル活用して成功している「産学連携巧者」と呼べる企業が数多くある。とかくお付き合いの関係に終始しがちな日本の産学連携とは異なり、こうした企業は、キッチリと実利を生み出す仕組みを築いている。今回は、数多くの企業や政府のR&D戦略の策定に携わってきたアーサー・D・リトルの三ツ谷翔太氏が、代表的な産学連携巧者であるドイツのSiemens社の仕組みを解説しながら、日本企業が採るべき産学連携のあり方を論じた。
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