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HOMEエレクトロニクステクノ大喜利 > ダントツ半導体メーカーの誕生は、エコシステムの前進だ

テクノ大喜利

ダントツ半導体メーカーの誕生は、エコシステムの前進だ

【ダントツ企業が割拠する半導体市場】回答者:テカナリエ 清水洋治氏

  • 伊藤元昭=エンライト
  • 2017/09/19 05:00
  • 1/4ページ
この記事は日経エレクトロニクス購読者/日経ものづくり購読者/日経Automotive購読者/日経テクノロジーオンライン有料会員限定ですが、2017年11月28日まではどなたでもご覧になれます。

 ダントツ半導体メーカーの登場は、競争原理に基づく技術やビジネスの進歩がしにくい状況を生み出す。つまり、変化しにくい市場環境となるということだ。足早の変化が常態化している電子産業では、変化しにくい環境への移行は、すなわち市場が進化・成長するうえでの後退であるとみなしがちだ。

 しかし、そうとは限らない。変化しない市場は、すなわち安定している市場であると言い換えることもできる。ダントツ企業は、競合半導体メーカーにとっては憎むべき存在。しかし、ダントツ企業が提供する製品の利用を前提として周辺チップや付帯サービスを提供するビジネスを営む企業にとって、ダントツ企業がもたらす市場の安定はすこぶる居心地がよい。こうした企業は、前提が頻繁に変わる不安定なビジネス環境では、果敢な投資もできないし、斬新な技術革新も起こせない。ある分野の安定が、別の分野の進化と成長を促すという側面があるのだ。また、こうした周辺ビジネスが存在するからこそ、高度な技術を簡単に活用できるようになり、ユーザーが本業でイノベーションを生み出す余力が生まれる。

 「ダントツ企業たちが割拠する半導体市場」と題して、半導体ユーザーにとってのダントツ企業の功罪を論じている今回のテクノ大喜利。4番目の回答者は、テカナリエの清水洋治氏である。同氏は、ダントツ企業を中心にして作り出されるエコシステムの役割に着目して、ユーザーに与えるインパクトを論じた。

(記事構成は、伊藤元昭=エンライト
清水洋治(しみず ひろはる)
テカナリエ 代表取締役 技術コンサルタント
清水洋治(しみず ひろはる)  ルネサス エレクトロニクスなど半導体メーカーにて、1980年代から2015年まで約30年間にわたって半導体開発に従事した。さまざまな応用の中で求められる半導体について、豊富な知見を持っている。2015年から、半導体、基板、およびそれらを搭載する電気製品、工業製品、装置類などの調査・解析、修復・再生などを手掛けるテカナリエの代表取締役 上席アナリスト。
【質問1】ダントツ半導体メーカーの存在は、半導体ユーザーにどのようなメリットをもたらしますか?
【回答】標準化が進み、一貫したアーキテクチャーでのエコシステムが形成される
【質問2】半導体ユーザーに、どのようなデメリットが生じますか?
【回答】コスト競争が見えにくくなることによる価格高騰
【質問3】ダントツ企業同士による、分野を超えた競合が起きる可能性はありますか?
【回答】プラットフォームの応用拡大を通じて、あらゆる場面での競合が発生する

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