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HOME新産業IoTテクノ大喜利 > 車載参入は「ソニータイマー」という不名誉を払拭する好機

テクノ大喜利

車載参入は「ソニータイマー」という不名誉を払拭する好機

【ルビコン川を渡ったソニーの未来】回答者:服部コンサルティング インターナショナル 服部 毅氏

  • 伊藤元昭=エンライト
  • 2017/07/28 05:00
  • 1/6ページ

 「ソニーとは、いかなることを期待されている会社なのか」と問えば、多くの人は「わくわくするような製品を生み出す会社」と同社への期待感を表現するのではないか。その一方で、「ソニーは信頼性の高い工業製品を作る会社なのか」と問えば、「うーん」と考え込む人が多いかもしれない。

 先鋭的な性能や機能を持った製品は、使い手を選び、扱いにくくて当たり前と考える消費者は多い。しかし、作り手が同様のことを考えてしまったら、それはあってはならない勘違いではないか。ましてや、作るのが車載向けの機器や部品となればなおさらだ。もちろん、ソニーは信頼性の向上について重要性を十分に認識していたからこそ車載向けビジネスへの参入に慎重だったわけで、参入に際しては十分な覚悟と仕掛けを携えて臨むことだろう。

 「ルビコン川を渡ったソニーの未来」をテーマに、車載向け事業に参入する同社の未来について議論している今回のテクノ大喜利。3人目の回答者は、服部コンサルティング インターナショナルの服部 毅氏である。30年以上にわたって、ソニーで半導体技術の研究開発に携わってきた同氏は、同社のマインドとスキルを熟知している。その同氏が、同社による車載向けビジネスに期待することを大いに語った。さらには、「人の命に関わる製品は扱わない」という同社の不文律とされるものの真偽について、疑問を呈した。

(記事構成は、伊藤元昭=エンライト
服部毅(はっとり たけし)
服部コンサルティング インターナショナル 代表
服部毅(はっとり たけし)  大手電機メーカーに30年余り勤務し、半導体部門で基礎研究、デバイス・プロセス開発から量産ラインの歩留まり向上まで広範な業務を担当。この間、本社経営/研究企画業務、米国スタンフォード大学 留学、同 集積回路研究所客員研究員なども経験。2007年に技術・経営コンサルタント、国際技術ジャーナリストとして独立し現在に至る。The Electrochemical Society (ECS)フェロー・終身名誉会員。マイナビニュースや日経テクノロジーオンラインなどに、グローバルな見地から半導体・ハイテク産業動向を随時執筆中。近著に「メガトレンド半導体2014-2023(日経BP社)」「表面・界面技術ハンドブック(NTS社)」「半導体・MEMSのための超臨界流体」(コロナ社)がある(共に共著)
【質問1】本格的に車載向けビジネスに踏み込むソニーの決断は正しいと思われますか?
【回答】正しい、というより成長には必須。ただし参入のハードルは高く、覚悟はあるのか。
【質問2】ソニーの車載向けビジネスに不安要因はありますか?
【回答】品質の低さ、不良解析力の弱さ。
【質問3】ソニーグループの他のビジネスに、車載向けビジネスが悪影響を及ぼす可能性があると思われますか?
【回答】思わない。車載向けビジネスでの厳しい品質保証の文化をほかのビジネスが見習うチャンスとすべきだ。

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