今回のテクノ大喜利では、日本企業の国際競争力を維持・向上するうえでの、鴻海精密工業によるシャープの買収から得られる教訓を、3つの切り口からお聞きしている。今回の回答者は、某ICT関連企業のいち半導体部品ユーザー氏である。(記事構成は伊藤元昭)

いち半導体部品ユーザー
某ICT関連企業
ICT関連企業で装置開発に必要な半導体部品技術を担当。装置開発側の立場だが部品メーカーと装置開発の中間の立場で両方の視点で半導体部品技術を見ている。

【質問1】経営再建を目指す日本企業が、「日の丸互助会」に頼らないことの意義や懸念をお聞かせください。
【回答】決定に時間が掛かり過ぎる懸念を感じる

【質問2】欧米系ではなく、アジア系の企業をパートナーとすることの意義や懸念をお聞かせください。
【回答】ただ距離が近いだけにしかならない懸念を感じる

【質問3】同業者ではなく、顧客やサプライヤーをパートナーとすることの意義や懸念をお聞かせください。
【回答】イノベーションを起こすためには有意義と感じる