(作画:小島由香)
(作画:小島由香)
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VR用の新しい物語の文法が必要

 「カフェや恋愛の話題もいいけど、もっとバーチャルリアリティ(VR)の話をしてよ!」という読者の心の声が聞こえてきそうです。

 え、思ってない? でもFOVEの社員にそう怒られたので、ここらでFOVEとVRの話をしましょう!

 先日、米国ニューヨークで開催された「トライベッカ映画祭」のインタラクティブコンテンツ部門、「Games for Change」でVRのストーリーテリング(storytelling)に関して講演しました。

 ロサンゼルスやニューヨークでは、VRに対する映像業界の関心が非常に高く、どうすればVRに適合する「ストーリーコンテンツ」を作れるかを、企業の大小問わず活発に議論していました。そう、VRは従来の映画ともゲームとも違う、物語の新しい文法が必要なメディアなのです。

トライベッカ映画祭で講演する筆者
トライベッカ映画祭で講演する筆者
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