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クルマが開く未来

クルマの軽量化は鋼板から樹脂へ、今後は足回りで採用進む

東京モーターショーの技術展示を振り返る

  • 高根英幸=自動車技術ジャーナリスト
  • 2018/01/05 05:00
  • 1/2ページ

 予想通りEVや自動運転が今回の東京モーターショーの核であったが、軽量化も依然、クルマの技術開発にとって大きなテーマであることに変わりはない。むしろEVのバッテリー搭載量増大による重量増を抑えるべく、今後も軽量化は様々な角度から開発が進められるのは間違いない。

 神戸製鋼の品質偽装問題もあってか、高張力鋼板をアピールするブースは見つけられなかったが、華やかなモーターショーの片隅で軽量化に対する提案をしていたサプライヤーがあった。

KYBブースに展示されていたプリウスのフロントストラットと開発中のストラット。左が3代目プリウスのもの。中央が4代目プリウス用ではインナーロッドを中空化し、シェルケースをハイテン鋼にするなどで、1本あたり0.6kgの軽量化を実現。右のCFRTP製ではさらに1.7kgも軽量化。持ち比べて比較出来るようになっていた。
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 KYBはEPSや様々な乗り物のサスペンションを展示していたが、3代目プリウスと4代目プリウスのフロントサスペンションのストラット、それに開発中のCFRTP製ストラットを並べ、持ち上げて軽さを比較出来るようにしていた。3代目に比べ4代目のプリウスのストラットは2割近く軽量化されていた。

 それはシェルケースのハイテン鋼採用による薄肉化とインナーロッドの中空構造化によって実現しているそうだ。それに対してCFRTP製のストラットは、樹脂製ならではの剛性の確保のため形状もかなり変わっていた。

 しかもシェルケースだけでなく、インナーロッドもCFRTPにメッキ処理をしており、これが軽量化を一層進めている。持ち上げてみると圧倒的に軽い。説明員によれば、これから耐久試験などの評価試験を行ない、自動車メーカーに提案をしていくと言う。

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