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HOMEスキルアップ日本の製造業、勝ち続ける鍵 > 新たな価値を生む~イノベーションを興す発想手法を得るには

日本の製造業、勝ち続ける鍵

新たな価値を生む~イノベーションを興す発想手法を得るには

自動車部品メーカーH社の事例

  • 村山誠哉=iTiDコンサルティング シニアマネージングコンサルタント
  • 2017/03/17 05:00
  • 1/4ページ

 「モノづくりからコトづくりへ」「新たな価値の創出」などは皆さんもよく耳にするキーワードではないでしょうか。現在は市場の伸びがあまり期待できなくなり、「20XX年に向けた事業創出や価値創出」をテーマに取り組んでいる企業も多いと思います。一方で、これらの活動でなかなか成果が出ず、苦労している企業が多いのも事実です。

 本コラムでは、これまでのモノ主導の考え方から脱却し、新しい発想で価値を生んだ事例をご紹介します。

良質のアイデアが出ない

 H社は、自動車の内装部品を得意とする自動車部品サプライヤーです。昨今の競争環境の激化から新しい商品の市場投入は喫緊の課題でした。そこで、既存商品の技術を生かした新たな商品のアイデアの創出に取り組んでいました。

 しかしながら、既存商品の延長線上にあるスペック強化に向けたアイデアは出るものの、なかなか画期的なアイデアを出せずにいました。そんな中で、H社の本部長から弊社にご相談を頂き、活動がスタートしました。

既存商品を忘れて顧客価値を考える

 「現在あるXXX商品は15年後もあるでしょうか?」と集まったメンバーに対し問いかけました。返ってきた答えは、「ないかもしれない」でした。なくなる商品の延長線上で考えても良いアイデアが出てくるわけはありません。なぜ、ないと思う商品の延長線上で考えてしまっていたのでしょうか?

 H社は自社のコアコンピタンスや既存商品を意識しすぎて、本来解決すべき、顧客の課題やニーズが見えていない状態でした。いったん自社の強みや既存商品を忘れ、顧客が欲するものを顧客視点で考えることが必要でした。つまり、考え方そのものが間違っていたのです。

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