熱設計の基礎について、日経エレクトロニクスの記事(詳細はこちら)で出題した演習問題を紹介する本連載。第3回の今回は、塗装による温度変化を考える。演習問題の出題者は、サーマルデザインラボ 代表取締役の国峯尚樹氏である。同氏は、技術者塾「クイズで進める やさしい熱設計講座」(詳細はこちら)で講師を務める。(記事構成は、日経BP社 電子・機械局 教育事業部)

 100℃に熱せられた金属メッキ(放射率0.2)の平板が25℃の環境の真空中に置かれているとし、次の3条件を考える。

(1) 平板から放射で逃げる熱流量は、何W程度か
(2) この平板に塗装を施す(放射率0.85)と放熱量はどのように変化するか
(3) (1)の熱流量(発熱量)を一定と考えた場合、メッキから塗装に変えると温度が何℃低下するか。なお、自然対流は無視する

100℃に熱せられた金属メッキ(放射率0.2)の平板が、25℃の環境の真空中に置かれている状況において、次の3 点を考える。(1)この平板から放射で逃げる熱流量は何W程度か、(2)この平板に塗装を施す(放射率0.85)と放熱量はどのように変化するか(真空中と考えて対流放熱は無視)、(3)(1)の熱流量(発熱量)を一定と考えた場合にメッキから塗装にすると温度が何℃低下するか(自然対流は無視する)。
100℃に熱せられた金属メッキ(放射率0.2)の平板が、25℃の環境の真空中に置かれている状況において、次の3 点を考える。(1)この平板から放射で逃げる熱流量は何W程度か、(2)この平板に塗装を施す(放射率0.85)と放熱量はどのように変化するか(真空中と考えて対流放熱は無視)、(3)(1)の熱流量(発熱量)を一定と考えた場合にメッキから塗装にすると温度が何℃低下するか(自然対流は無視する)。
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