熱設計の基礎について、日経エレクトロニクスの記事(詳細はこちら)で出題した演習問題を紹介する本連載。第2回の今回は、平板の置き方と放熱能力を考える。演習問題の出題者は、サーマルデザインラボ 代表取締役の国峯尚樹氏である。同氏は、技術者塾「クイズで進める やさしい熱設計講座」(詳細はこちら)で講師を務める。(記事構成は、日経BP社 電子・機械局 教育事業部)

 縦200mm×横100mm(厚さは無視)で40℃に保たれている平板を考える。平板の温度は均一で熱放射はないものとすると、以下の置き方で放熱能力はどの程度異なるか。

(a)垂直に置いた場合(100mmを高さ方向に配置)
(b)垂直に置いた場合(200mmを高さ方向に配置)
(c)水平に置いた場合

縦200mm×横100mm(厚さは無視)の平板の温度上昇を40K(℃)に保っているとしたときの図中3パターンの放熱能力を考える。平板の温度は均一で、熱放射はないものとする。
縦200mm×横100mm(厚さは無視)の平板の温度上昇を40K(℃)に保っているとしたときの図中3パターンの放熱能力を考える。平板の温度は均一で、熱放射はないものとする。
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